俺にも構って 兄者 ページ19
兄者 viewpoint
俺らの間にめでたく赤ちゃんができた
生まれる前Aは｢兄者、お父さんになるんだよ。｣
と、万遍の笑みでお腹をさすりながら言った
この時、涙が出そうだった。Aと子供を幸せにさせるには、めちゃくちゃ頑張らなくちゃいけない
俺はAの手を握り｢絶対にふたりを幸せにする。｣
そう誓うように言ったら
A)ううん。2人じゃない。3人でしょ？私も兄者には苦労をあまりかけさせたくないし、私なりにも頑張るね。
と、俺の頬に手を当てながら言う。
そして俺らの子供が生まれ、4ヶ月がたった
｢A！今日遅くなる。｣
A)あ〜ハイハイ。赤ちゃん)うぇーん)あ〜泣いちゃった。よしよし
と、こんな感じで最近全然俺の話を聞かない。
聞いてると思うけど、適当に流される
赤ちゃんも大事だけど、少しは…
いや。俺はお父さんだ。わがまま言うな
顔をフルフルと、横に振り、切り替える
｢行ってくるな。｣
A)んー泣き止まないね。
Aの返事はなし俺は音を立てずに扉を閉めた。
仕事への集中力も無く、ずっと2人のことが頭をよぎる。
無視しなくてもいいよな。けどAは忙しいしな…
ずーっとこの事だけしか考えられない。
仕事終わりに弟の家に向かった。
弟者)お！来たか…ってなんだよその顔は
｢え？｣
弟者)えってお前、わざとじゃなかったの？
｢そんなに顔ひどい？｣
弟者)ひどいって言うか疲れてるっていうか…
んまぁ、ゲームでもしてリフレッシュしようぜ！
｢あ、あぁ｣
弟はコントローラーをセットして俺に渡した。
久しぶりにやるゲーム随分と前に3人で実況したゲームだった。
俺は操作が曖昧で弟に教えてもらうばかり、ちょっとイラッとしながらも弟の説明を受ける
…
ようやくクリアした。
弟はぐぃっと背伸びをし、キッチンへ向かった
俺はゲームが終わってからも家族の事が頭から離れない。
弟者)またさっきと同じ顔…どうした？
心配そうな顔をしながらコーヒーが入ってるカップを両手で持つ弟が隣に座った
｢え、もしかして｣
弟者)もしかして？
｢Aと子供の事を考えてるとこの顔になんのかも｣
そういいながら俺は頬をつねる
弟者)なんかもめた？
俺は図星で何も言えず、弟はケラケラと笑う
弟者)お前はいいなそんな幸せな悩みがあって、
俺なんか独り身だからよ。
｢そっか。｣と言って弟の方をぽんと叩く
すると何、納得してんだよ！と少し怒りながら
弟は｢帰れ！笑笑｣と言い
弟の家を後にした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星月(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» すいません。ありがとうございます (2017年12月8日 22時) (
レス) id: 721f4ba4b8 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 二次創作なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年12月8日 11時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
星月(プロフ) - ありがとうございます！寒いですもんね。あゆみさんも気おつけてください！ (2017年10月29日 7時) (レス) id: 721f4ba4b8 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - はじめまして！更新楽しみにしてます。天気が悪い日が続くのでテスト期間中、身体に気を付けてくださいねo(*⌒―⌒*)o (2017年10月29日 6時) (携帯から) (レス) id: 7fff368e73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2017年10月28日 15時
