赤般若【鬼滅の刃】

35 ページ35

．






*


Aside



その夜、紙と筆を用意し、今まで会ったキャラの名前を書くことにした


・善逸
・伊之助
・柱九人
・錆兎
・有一郎
・お館様



『これくらいか...

...あ、』



とある忘れていた人物を思い出した



『名前なんだっけ...み、みち...美智子か』



そう、冨岡さんとはじめて会った時に居た女の子───






───この世界での夢主的存在





きっと彼女は鬼滅の刃を知っている。


その証拠として錆兎と有一郎が生きてるいこと

錆兎はたまたま救えたとして、有一郎はきっと未来を知っていないと救えない


というかそうでなきゃ原作としておかしい。




彼女のこの世界でのキャラ設定...


可愛くて明るく、チヤホヤされ皆から愛されるキャラ...そしていざとなったらキャラをも助ける



『そりゃ人気出るよなあ』


錆兎がベタ惚れなのも納得だ


他の柱たちは彼女と面識あるのかな


夢主だからありそうだけど…



まさかの既に全員想いを寄せてるパターン？




はあ、関わりたくない。切実に思う。



『……』



勝手な妄想かもしれないが、彼女はきっと男好きだ



だって


『胡蝶カナエのみ助けられていない。』



助けるなら一番と言っていいほど簡単なはずなのに助けていない。



こりゃ確信犯だな


助ける助けない以前に、原作にあれだけ派手なキャラ見なかったし


転生者、か。


まぁでもこれは向こうも思っているはず


般若の面に袴の女とか確実に敵だよね



何か攻撃を仕掛けてくるかもしれない



『覚悟しなきゃなぁ』

36→←34

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す