赤般若【鬼滅の刃】

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いや、待て私




鬼を全員狩ってしまえば他の人が自分の実力で鬼殺隊に入ることにはならない


どうせすぐ死ぬ運命になる子も現れる



『会う鬼だけでいいか』



甘やかしてはならない。
そういう世界で、そういう仕事だ。





「死ねぇ！！！」




『！！』



「だァ！！クソ！ハマっちまった！」



罵声と共に現れたのは＜鬼滅の刃＞のメインキャラである 嘴平 伊之助




私に振りかざした刀は空を斬り、木に刺さった

抜けないらしい。



『...』



伊之助「おい鬼！！逃げるんじゃねぇ！殺すから待ってろ！」



『鬼...？』


伊之助「あぁ、お前鬼だろ！！」



鬼ならとっくにあんたを食ってるよ と言いそうになり、慌てて口を噤む



『鬼じゃないよ』



伊之助「あ？嘘つくんじゃねえよ。顔が鬼だろ」



『顔？ああ、これお面っていうんだよ』



ほら と面を外す



伊之助「お前、人間だったのか！！」



『最初からね』



伊之助「紛らわしい奴だな」



『あんたもでしょ』


伊之助「あんた？誰だ？俺は嘴平伊之助様だ。覚えとけ」



『嘴平伊之助様』



伊之助「...仕方ねぇ。伊之助と呼んでもいいぜ」



『あぁ、うん。そんなことよりそれ取ってよ』



確かめちゃくちゃ美形だったはず




伊之助「…特別だぞ！」

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