赤般若【鬼滅の刃】

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お館様「最近、任務先へ行くと鬼が既に斬られているということが度々ある

そして任務へ行った子供たちは口を揃えてこう言った



“般若が鬼を斬っていた“


と。」



実弥「般若ァ？血鬼術による幻覚では無いのですか」



お館様「私もそう思ったのだけれど、それだと鬼が鬼を斬っていることになってしまう


共喰いや喧嘩も有り得るが、十二鬼月をも倒されている


般若というのはきっと人間だろうね」



しのぶ「人間...どういうことなのでしょうか...」



宇髄「鬼殺隊に般若なんて居ねぇぞ」



悲鳴嶼「般若の怨霊か...はたまた人間か...南無阿弥陀仏...」



甘露寺「えぇっ怖いわね...生身の人間だったらお面で説明はつくけど...」



杏寿郎「面か...般若というのは女の顔ではないのでしょうか！」



しのぶ「そうですね、なら女性の方でしょうか

だとしたら相当珍しい剣士では？」




無一郎「(どうでもいいや...)」


有一郎「おい、ちゃんと話聞け」



無一郎「だってそれがわかったところでどうするの？

人間だから何？」



有一郎「お館様が決めることだから俺はわからないけど...」



錆兎「お館様」


お館様「どうしたんだい、錆兎」



錆兎「私も以前、般若の女を見ました」



宇髄「まじかよ...

こいつの最近の任務っつったら十二鬼月じゃねぇか？」



錆兎「そうだ


義勇が苦戦している所を助けた様です」



お館様「そうか...

義勇、詳しく教えてくれないかな」



冨岡「十二鬼月相手に一瞬、瞬く間に首を斬っておりました


本当に一瞬のことです


強さは柱並に...いや、それ以上あるかもしれません」



お館様「それ程の強さを持っている者が居るとは、凄い発見だね

何か特徴はないのかな」



冨岡「特徴...容姿は黒髪を一つに束ね、黒と赤の袴です

般若の面は赤でした」



しのぶ「以前本で読みましたが、赤般若は最も怒りが強い面ですよね...」



甘露寺「鬼に対する怒りが込められたお面なのかしら...」



冨岡「それと...」



「「？？？」」



冨「首のやや左側に鎖骨にかけて炎の様な痣がありました」



お館様「痣...」



錆兎「お館様、指示をお願い致します」



お館様「般若を此処へ連れて来てくれ




少々強引にはなってしまうだろうけれど...




よろしく頼むよ 私の可愛い子供たち」





「「御意。」」

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