推しは守り助けるもの陸【鬼滅の刃】

弐佰陸拾の型 ページ10

．









そうだよな







やっぱり









獪「馬鹿が」





黒「...」





獪「彼奴はそういう奴なんだよ



誰にでも阿呆みたいに優しくしちまう変な奴。




叶わない？





んなこと承知の上で好いてんだ！！




俺の想いを軽く見るんじゃねえよ



それに俺はなぁ！！



強い奴にしか興味ねぇんだ




俺は自分を認めてくれて、且つ強い奴につく」




黒「...」




獪「つまり俺は、Aにつく！！



鬼みたいな阿呆集団になんか入らねぇよ！！！」




黒「...そうか...ならば殺すのみ...死ね...」




獪「ｸｯ...!!!」





鬼の刀が腕を掠る




速い...！！




でもAより速くはねえな




獪「まだいける...！！」




黒「...(Aの継子...ではなさそうだが...稽古はつけてもらっているのか...)」





獪「(雷の呼吸...!!)」




その後何回か技を繰り出すも、全て躱された






技を繰り出すというのは相手も同じ







違う点があるとするならば




黒「...」




獪「ｹﾞﾎｯ...ッハァ...ッハァ...」





攻撃が全て的中していること




黒「Aと関わりがあるということは...稽古をつけられたことがあるのだろう...」





獪「ッハァ...ッハァ...っそれが...どうしたっ...？」





黒「...弱いな」





獪「っ！！！！！！！」




ごとりと音を立てて鬼の右腕が落ちた




『誰が弱いって？』




黒「！！！！！！！(気づかなかった...!!)」




声が聞こえたと共に鬼の腕が落ちた




獪「！！！...A...」




『獪岳くん!!!鬼ならなかったんだね、偉いね、いい子だね...!!!』





獪「っ!?!?!?」/////




俺の元に一瞬で来て、抱きしめられる



傷も全て元通りになり、痛みが消える



獪「さっ、触るんじゃねぇ!!!俺は餓鬼じゃねぇんだ!!!」////




『よかったあ...よかったね...嬉しい...』





獪「だから離せって...!!!」///




『ふふ、ごめんね』




悪戯な笑みを浮かべたA



中々見れないその笑みに胸が高鳴った



獪「〜っ(くそ可愛い!!!)」/////




『ふふ、いい子だね






で、悪い子の黒死牟さん』




黒「...」




『貴方は確かに柱をも倒せる力はあるし、強いと思う







でもね、弱い部分が一つあるよ』




黒「弱い...？」






『心が弱すぎる』

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