弐佰伍拾伍の型 ページ5
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あれから少しして炭治郎くんの目は覚めた
カナヲちゃんからのお手紙で気づくことが出来ました
カナヲちゃんからの手紙だよ?
まぁじで可愛くないか?
国宝だよ国宝
そして今は少し経った日の晩
任務から戻っていると見覚えのある耳飾りの少年が
『炭治郎くん、目覚めた...んだ...?』
炭「...」
なんか
『寂しい...』
雰囲気が、とても寂しくて悲しくて辛そうで
『...』
取り敢えず隣に座って頭を撫でる
炭「っっAさん!こんにちは!!じゃなくてえっと、こんばんは!!あ、お久しぶりです...」
『こんばんは、久しぶりだね。どうしたの?』
炭「何がですか?」
『...物凄く、寂しそうだった』
炭「!!」
『私で良かったら、頼っていいからね』
炭「っ...
夢を...見たんです」
『夢...』
炭「...無限列車の時...鬼の血鬼術で」
ああ、そうか、家族の、夢なんだ...
炭「皆、居たんです...前みたいに...」
『うん...』
炭「前みたいに...
“兄ちゃんおかえり“
って...俺...っ...」
ボロボロ大粒の涙を零す彼を見て、喉がキュッとなった
炭「俺...っ皆を守れなかった...っぅ皆...ぁぁぁ...!!」
『...』
炭「っ!!」
今、どんなに悩んで炙り出した励ましの言葉よりも抱きしめた方がいい気がする
『我慢とかしない方がいい
泣いていいんだよ』
私の言葉に更に炭治郎くんの涙が溢れ出した
_____
『...落ち着いた?』
炭「ハッ、ハイ!!すみません、お恥ずかしいところを...!!!」////
『恥ずかしくなんかないよ、大丈夫』
炭「お気遣いありがとうございます...」////
『ふふ、気遣ってないよ
あ、そういえば刀大丈夫そう?』
炭「それが...」
かくかくしかじか話を聞く
まあ原作知ってるけどね
でも最近うろ覚えになってきた
この世界に来てもう8年が経つ
そりゃ忘れるわ...
『まあ、鋼鐵塚さんは刀に対する愛が強いもんね』
炭「はい...Aさんは何年くらいその刀を使ってるんですか?」
『え、うぅん、八年...くらいかな...』
炭「は、八年!?そんなに...!一切刃毀れしてないですね...」
『うん、この刀折ったら死ぬつもりで扱ってる』
「死ッ...! 俺もそのくらいのつもりで生きていきます...!」
『ふふ、頑張ってね』
炭「はい!」
?「あ、」
『「??」』
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柚雪 - 更新再開嬉しいです!この続きもとっても楽しみにしています! (2022年4月24日 18時) (レス) @page50 id: f86fb67e0e (このIDを非表示/違反報告)
ミル - やっと全部読めたッッッッ!!!!!一昨日からこのわんわん様の小説を読み始めて、ようやく最新話まで来ました!!!!!更新楽しみにしてます!!もう、クライマックスが気になりすぎてずっと占ツク開いたままですッッッッ!!!!!いつでも読める状態で待っています!!!! (2022年4月24日 14時) (レス) @page50 id: 7ef6e5e60c (このIDを非表示/違反報告)
M - この小説好きすぎて毎日更新されてないか確認してしまいます笑、続き待ってます! (2022年4月22日 19時) (レス) id: b20e1a5f1c (このIDを非表示/違反報告)
shion - 更新再開…!!読む前から泣きそうです…!ありがとうございます!! (2022年4月11日 12時) (レス) id: ef8ce72532 (このIDを非表示/違反報告)
ももち - あっ!更新されてる!!(泣)←嬉し泣きです (2022年4月10日 23時) (レス) id: d08da4c0ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わんわん | 作成日時:2020年8月12日 15時