推しは守り助けるもの陸【鬼滅の刃】

弐佰捌拾壱の型 ページ31

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自分の屋敷に戻り、部屋で一人、考えた



珠世さんが人間に戻った今、人間に戻す薬を無惨さんに与えることは不可能



ということは、無惨さんは爆破のみの攻撃しか与えられず、原作の様に弱らせることはできない



無惨さんと鬼殺隊の最終決戦になった時に、原作よりも上手くいかない可能性が大きい



『うーん...』




爆破も私的にはまだ賛成ではない、お館様には生きて欲しいしなぁ




爆破だけしてお館様たちが生きてくれたら、1番いいのだけれど...



私のわがままなのかな

無惨さんが死ぬのは確定している



それまでの道のりがなあ…




タイムリミットはもうすぐなのに...






まあそればかりは仕方の無いこと。




私が頑張ればいい話だ。



この窮地を救済する為以外に私の存在価値は無い。




頑張れ私、みんなを生かせ！！



ー




もうすぐで無惨さんが産屋敷邸に来る



お館様...大丈夫かな...




今まであの人には相当お世話になってきた




駄目だ、日々を思い出してしまう...




やっぱり私が護衛に…！！！！



駆け出そうとすると、女中の子達に手を掴まれた




女中1「鬼柱様…行ってはなりません。」




『でもお館様が...』




女中2「お館様と約束されたのでしょう…


それに爆発は鬼柱様でもどうにも出来ません。」





『確かに、確かに私は、何も出来ないよ…』






でも、




でも、




『それでも、何もしないなんて、私には無理！！！！』





だが爆発は私じゃどうしようもない。



どうする？



考えろ！！！



頭を働かせろ！！



どうしたらお館様達を助けられる！！？



爆発……何か覆い被せるものさえあれば…！




すると突然、黒い渦が目の前に現れた。

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