弐佰漆拾肆の型 ページ24
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冨岡side
時透の稽古は無事終了
無「…きっつ…ほんと化け物並の強さだね、才色兼備だ」
『ふふ、ありがとう』
年下とは言えども柱相手にここまで追い詰めるとはな
同じ柱でもこうも違うのか。
冨「よろしく頼む」
『うん
いくよ、始めっ！』
合図と共にAとぶつかる
ガンっと木刀が鳴る
!?!?!?
『速いね、義勇』
冨「ｯ...」
速い、速すぎる...！！
攻撃を躱すのがやっとだ
それに一撃がとてつもなく重い。
少し受け流し方を間違えば、絶対に飛ばされる
冨「...ｸｯ...！！！！」
『流し方が上手だね、でも攻撃しないと』
攻撃する暇など無い...
時透の気持ちが痛いほどわかった
隊士8「見える。水の流れと彼岸花が。呼吸使ってないよな？」
隊士7「呼吸無しでアレだぜ？鬼柱様とか見てみろよ、なんで笑ってんだよ...」
隊士9「まるで舞っているようだな...美しい」
『稽古を頼まれたのにこれじゃあまるで手合せだね』
冨「ｯ大丈夫だ...ｸｯ...！！」
この手合せでも相当俺は鍛えられる
何故だ？力も体力も俺の方が遥かに上のはず。
男女の差というものがAには通用しないのか？
『義勇、力んでる
力抜いて、よく見るの。相手の刀の握り方、目線、呼吸、一寸の乱れも見逃してはならないよ』
これ程の攻撃をしていても尚、ペラペラと助言を語るA
生憎だが、今の俺に助言をしても一切頭に入らない
それほど、この鍛錬は凄まじい。
あっという間に俺に限界が近づき、手合せはAの勝ちで終わった。
手合せを通して一つわかった事がある。
冨「A、何故本気を出さなかった」
『あら、バレてた？』
冨「本気の人間があれ程ペラペラ喋れるはずが無い」
『ふふ、そうだね』
俺の言葉にクスクスAが笑う
冨「何故お前はそれ程までに強いのだ...」
『一つはこの無条件で現れる痣
そして二つ目はこの目かな』
そうか、Aには無条件で発動する痣があり、
同時に透き通る世界も見えているのか
冨「だがそれだけでそこまで強くなっているのは謎だな...」
『ふふ、使い方が上手なのかも？
後、守備攻撃は本能的にしてるよ』
冨「お前だけは鬼になるな...」
『ふふ。失礼だな、ならないよ』
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柚雪 - 更新再開嬉しいです！この続きもとっても楽しみにしています！ (2022年4月24日 18時) (
レス) @page50 id: f86fb67e0e (このIDを非表示/違反報告)
ミル - やっと全部読めたｯｯｯｯ!!!!!一昨日からこのわんわん様の小説を読み始めて、ようやく最新話まで来ました!!!!!更新楽しみにしてます!!もう、クライマックスが気になりすぎてずっと占ツク開いたままですｯｯｯｯ!!!!!いつでも読める状態で待っています!!!! (2022年4月24日 14時) (レス) @page50 id: 7ef6e5e60c (このIDを非表示/違反報告)
M - この小説好きすぎて毎日更新されてないか確認してしまいます笑、続き待ってます！ (2022年4月22日 19時) (レス) id: b20e1a5f1c (このIDを非表示/違反報告)
shion - 更新再開…！！読む前から泣きそうです…！ありがとうございます！！ (2022年4月11日 12時) (レス) id: ef8ce72532 (このIDを非表示/違反報告)
ももち - あっ！更新されてる！！（泣）←嬉し泣きです (2022年4月10日 23時) (レス) id: d08da4c0ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わんわん
| 作成日時：2020年8月12日 15時
