弐佰漆拾壱の型 ページ21
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そして次の日。
柱稽古の始まりだ。
と言っても私の柱稽古はまだ開始しない
鬼の被害がピタリと止んだので任務でも無い。
記憶を蘇らせた結果、珠世さんが今頃産屋敷邸に呼ばれている辺りだと、私の予測。
使いの子達の言う通り、私が怯えちゃ何も始まらない
私が守るのだ、皆を、守る。
パンッと自身の頬を叩き、気合を入れた
ｺﾝｺﾝ
『義勇、居る？』
という事でやってきました。水柱邸。
原作では"俺は水柱じゃない"って言ってたけど、実際どうなのだろう。
錆兎生きてるしな〜、どうなるんだ。。
女中の子によると、水柱は錆兎のみが柱稽古をするそうだ。
『(大丈夫かなあ…)』
数十秒後、足音と共に義勇が出てきた
冨「Aか」
『！...義勇、散歩行こう。』
義勇の手を引き歩き出した。
冨「...」
ちょっとだけだけど、悲しそうな、辛そうな表情してた。
元気付けてあげないと！
思わず手を引いて歩き出した
しかし…
散歩をしても、花冠を作ってあげても、玩具で一緒に遊んでも
『義勇、顔くらいね、どうかしたの？』
冨「...何も無い」
義勇の表情は戻らなかった。
『そっかあ...よし...
行くよ！』
冨「A、？どこへ行く、」
手を引き、今度は走り出した
やっぱ人間、悩んでいる時は、
『いただきます。』
冨「いただきます...(？)」
美味しいものを食べるべし。
『美味しいね』
冨「...ああ」
相変わらず義勇は暗いまま
むむ、どうしたものか。
...ちんたらしてたら私じゃない。
もう聞くしか無いようだ。
『...義勇、柱稽古しないの？』
意を決して聞いてみる
冨「…その事についてだが、
A、相談がある。」
『うんうん、なんでも聞くよ。』
少しの沈黙の後、ポツリポツリと義勇は話し始めた
冨「俺は、水柱でいいのだろうか。
その資格があるのだろうか。
最終選別時、鬼を倒したのは錆兎とAのみだ。俺は、倒していないし、生かされただけ。
そして運良く柱になってしまった。錆兎の付き添いの様な感じで。
実力も錆兎が上だ。本来錆兎のみが柱になるべきだったのだ。
お館様に話もした。
そんなことは無いよ と言ってくれたがどうしても、どうしても、俺は、
俺が水柱でいいのだろうか と考えてしまうのだ...」
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柚雪 - 更新再開嬉しいです！この続きもとっても楽しみにしています！ (2022年4月24日 18時) (
レス) @page50 id: f86fb67e0e (このIDを非表示/違反報告)
ミル - やっと全部読めたｯｯｯｯ!!!!!一昨日からこのわんわん様の小説を読み始めて、ようやく最新話まで来ました!!!!!更新楽しみにしてます!!もう、クライマックスが気になりすぎてずっと占ツク開いたままですｯｯｯｯ!!!!!いつでも読める状態で待っています!!!! (2022年4月24日 14時) (レス) @page50 id: 7ef6e5e60c (このIDを非表示/違反報告)
M - この小説好きすぎて毎日更新されてないか確認してしまいます笑、続き待ってます！ (2022年4月22日 19時) (レス) id: b20e1a5f1c (このIDを非表示/違反報告)
shion - 更新再開…！！読む前から泣きそうです…！ありがとうございます！！ (2022年4月11日 12時) (レス) id: ef8ce72532 (このIDを非表示/違反報告)
ももち - あっ！更新されてる！！（泣）←嬉し泣きです (2022年4月10日 23時) (レス) id: d08da4c0ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わんわん
| 作成日時：2020年8月12日 15時
