推しは守り助けるもの陸【鬼滅の刃】

弐佰伍拾弐の型 ページ2

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宇髄天元side



鬼は無事倒せた


あいつの妹の鬼化が酷かったし、何より敵が強敵だったがな





『ふふ、お疲れ様です』




宇「おう、お疲れ」




気配無くポンっと肩に手を置かれたかと思えば視界が良好に、腕も再生し、傷の痛みも無くなった





『怪我人は居ません


...と言いたいのですが毒がありますから私には難しいです』



宇「胡蝶に頼むから気にすんな



お前は外傷だけ治してくれれば十分だ」




『生きててよかったです...』




ほっとしたように微笑むA




宇「にしても毒で目やら殺られたのに治せんだな」





『毒の効果はもう切れていますので外傷と同じ扱いになります』




宇「ほお...すげえな」




『まあ毒の効果が永遠に続く血鬼術の場合、一度目をくり抜いてから治さなければなりません』




宇「うわあ...派手じゃねえ」




『治療に派手もくそもありません。


さ、帰りますよ』


俺を起こそうと手を引くAだが座り込む俺の体を起こすことはできず、同じように隣に座った




可愛い。





そういえば雛鶴達が居ない




空気読んだってか？有難いが今はプロポーズする空気じゃねえだろ...




宇「他のやつの傷は治したのか？」





『はい勿論。お嫁さん美人ですねえ』




デレデレした表情でAが言う




そんなに会いたかったのか？言ってくれれば会わせてやったのに




宇「だろ？ド派手ないい奴らだ」





『ほんと...宇髄さんにはもったいないくらい...』




宇「おい、今地味な言葉が聞こえたぞ」





『私は何も聞こえませんでしたよ？幻聴ですね、今回の戦いで後遺症でも残ったのでは？』




宇「お前の言葉だよ...!?」




『ふふ、冗談ですよ。お似合いです』




宇「おう、ありがとな」









そうだ、言っておかねえとな」






『(あぁ...)』









宇「俺、鬼殺隊辞めるわ」

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