推しは守り助けるもの 伍【鬼滅の刃】

弐佰参拾の型 ページ30

．









か、下弦の子たちだぁぁ！！！



可愛い！！！！




でもこれから殺される運命なのか…。






弐「無惨様！！！何故人間の…しかも鬼殺隊が！！」




無惨「黙れ、誰が喋っていいと言った。」





『無惨さま…ん"んっ、無惨さん、もっと優しくしてあげてください…可哀想です。』






無惨「……




(夫婦のようだ…)









…ふっ。」





何笑ってんだ…。





『私は鬼殺隊の柱の者です。


無惨さんとは...友達です。』





無惨「(嫁じゃないのか…。)」






「「(無惨様にお友達...！？！？)」」





弐「柱...もしかして...鬼柱か...？」





『あれ、知ってるの？』






なんか嬉しいな…！





推しに認知もらったときみたい…。






弐「以前食べた鬼殺隊員が死ぬ間際に"鬼柱様が必ずお前を殺す"と泣き叫びながら言ってたもんでね。




ははっ、ざまぁないね。



負け犬の遠吠えってやつ？みっともない。」









ｺﾞﾄ







首が落ちた。





正確に言えば、落とした。






弐「は……？」







『うちの隊員がお世話になりました。』






本当に虫唾が走る。




鬼殺隊に悪い子は居ない。

他の人の為に自分の命を差し出す人間に悪い子は居ない。





腸が煮えくり返りそうだ。






参「(一瞬で……刀が見えなかった…本当にこの女が殺ったのか…？)」





徐々に鬼は灰となり消えていく。






弐「ふ、巫山戯るなぁ！！



お前なんか、無惨様に殺されればいい！！


死ね！！」





『それも負け犬の遠吠えってやつだね？』






弐「っっ！！！」






無惨「私はAを殺さない。



殺すのはお前の様な弱者だけだ。」






弐「そんな…無惨様…！」







無惨「さっさと消えろ。」

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