推しは守り助けるもの 参【鬼滅の刃】

佰捌の型 ページ8

．









Aside


行くと、私達が最後だったようだ。



カナエ「あら、冨岡くんにAちゃ、ん！？」




『大丈夫だから気にしないでね。』






宇「はァァァァっっっ！？！？！？」



宇髄さんの叫び声が響く。



錆「男が喚くな。」





宇「いや、ンなこと言ってる場合じゃねぇだろ！A！その傷どうした！！！」




『転けました。』




宇「派手にバレバレな嘘だなおい。」




『お気になさらないで下さい。』




宇「ド派手に気にするに決まってんだろ。」




カナエ「Aちゃん、本当に大丈夫なの？」




『うん、気にしないで。』




それからお館様がやってきて。


新しい柱を紹介するとの話が。


まぁでも案の定、実弥はお館様に怒りをぶつけた。




実「いい御身分だなァ、おいテメェ産屋敷様よォ。」




カナエちゃんと悲鳴嶼さんが止めようとするがお館様はいいんだよと言う。




実「白々しいんだよォ。鼻につく演技だぜ。

隊員のことなんざァ使い捨ての駒としか思ってねェくせに。

アンタ武術も何も齧ってすらねェだろォ。見れば一発でわかる。


そんな奴が鬼殺隊の頭だとォ！？

虫唾が走るぜェ、ふざけんじゃねェよ！！！」



あ、くる…



お「ごめんね。」




悲しそうな、だけど綺麗な笑みを浮かべたまま、お館様が謝る。

その四文字だけでも感情を揺さぶられる。




実「……。」





お「刀を振ってみたけどすぐに脈が狂ってしまって十回もできず、どうしても無理だったんだ。

辛いことばかり君たちにさせてごめんね。」





実「！！！」

佰玖の型→←佰漆の型

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す