推しは守り助けるもの 参【鬼滅の刃】

佰肆拾捌の型 ページ47

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『よし、私たちも行こっか。』




無「あいつと知り合いなの？」




『同期の子だよ。水柱。』




無「……ふぅん。



あんま仲良くしないでね。」




ほう。



これは嫉妬ととっていいんですよね。




もうむいむいと私は家族みたいなものですし(？)




勿論有一郎くんも。




『ふふ、頑張るね。』




でも相手が錆兎だからな…相当な試練だぞ…。




無「次何買うの？」




『玩具買おうかな。』




有「玩具？」





『そう、ほら、あそこのお店。』





二人の手を引き 歩く。




クッ……可愛い！！！



玩具屋さんに入ると、結構玩具はあるようだった。



お手玉や毬など球状の物もあれば、クレヨンやカルタもある。




『たくさんあって迷うね。』




無「僕はどれでも。」




有「あれ欲しい…。」




『どれどれ？何でもいいからね。』



見るとそこにあったのは、









『…竹とんぼ？』







何それ可愛い！！！



推しが好きな物は何でも可愛く見えるよ本当に。




有「さっきやってる人居たから。」




『じゃあ買おうか。





でもそれだけじゃ家に居る時暇だよね…』






有「……おい、まさか…」









『すみません、ここにあるもの全て下さい。』




無「…Aらしいじゃん。」




店員「ぜ、全部…？


うちは構わないけどお金あるの？」




『各二つずつ購入させて下さい。


それなら足りると思うので…。』



店員「わ、わかったわ…。」





無事購入し、荷物を持つ。



物凄く重いけど、天使の為だ、頑張れ！私の腕！





因みに、私は無一郎くんと手を繋ぎ、無一郎くんは反対の手で有一郎くんと手を繋ぐ。




『遅くなっちゃったね。日が暮れてる。』




どうしよう、たくさん歩かせちゃった…！




足痛いよね、どうしよう、片手じゃ抱えられないし…。



交代交代で抱っこする？




でもそれじゃあもう一人が迷子になっちゃうかも…。




『大丈夫？足痛くない？』




無「大丈夫。」



有「俺も別に。」



『ならいいんだけど…』




そしてやっとのことで街を抜けた。




『ふぅ…。大丈夫？』




無「心配しすぎ。」




有「大丈夫って言ってるだろ。


お前こそ一人でその大荷物大丈夫なのかよ。」




無「持つよ。」




な、なんて良い子達なんだ……！！！




この出来事は墓まで持っていこう。



『大丈夫！さ、帰ろ帰ろ。』

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