推しは守り助けるもの 参【鬼滅の刃】

佰肆拾陸の型 ページ45

．









鴉「今日ハ非番ダ。」




無「A休み？」




『そうだよ。』




有「でも鍛錬するんだろ。」




『今日は三人でお出かけしようか。』




無「いいの？休みあんまり無いんでしょ？

お館様が言ってた。」




『いいよ。どこに行きたい？』




無「Aが居るならどこでもいい。」




何その満点な返事！！



嬉しい！！！



有「俺も別に…」




この歳の子って何が好きなんだろう？




小学五年生とか六年生くらいだよな…



ゲームとかないよなぁ。




『玩具を買おうか。』



ー




無「A、あれ食べたい。」




『いいよ、どれ？』




有「見る前にいいって言うのかよ…。」




『有一郎くんも欲しいものあったら言ってね。




あれは羊羹だね。食べる？』




無「食べたい。」




すぐさま二人分買い、渡す。




有「俺も？」




『勿論。……美味しい？』




無「甘い………好きじゃない。」



正直過ぎて大笑いしそうだった。




『ふふ、そっか。有一郎くんは？』




有「俺は好き。」




『あ、そ、そっか！良かった。


じゃあ箱買いしよう。』




なんか自分に言われてるみたいで動揺する！！





有「いらない。お金の無駄。」




『……大丈夫。

お金はたくさん持ってきたからね。


使ってくれないとそれこそ無駄になっちゃう。』




今まで子ども二人だったもんな…辛かったろう…




有「……わかった。」




無「A、いい匂いする。」




『どこ？』




無「あれ、あれ食べたい。」




無一郎くんが見つけたのはお食事処で人が食べている定食。



『ふふ、さっきお昼ご飯食べたばっかりなのに？』




無「全部じゃなくてあれ。」




『…ふろふき大根か…！いいよ、行こう！』




有「はぁ…。」




ー




『定食の余りは私が食べるから気にしないでね。

有一郎くんはどうする？』




有「これ。」




『三色団子だね、わかった。』




すぐに注文し、定食と三色団子がくる。




有「美味しい…」



『ふふ、良かった。』



無「……これなんて言うんだっけ。」




『ふろふき大根？』




無「美味しい。毎日作って。」




『ふふ、女中の子に言っとくね。』




すると突然、後ろからイケボが。




「……A？」





『？？』

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