佰拾玖の型 ページ19
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Aside
山を降りると実弥が一人で待っていた。
『不死川くん!!』
実「!!!!」
『鬼、逃げられちゃった。
あと数ミリだったんだけど…ごめんね。』
実「上弦相手に無傷とは、テメェは化け物かよ…」
『酒呑童子は?』
実「あァ、彼奴はまだいるかもしれないつって山行ったぞ。」
多分鬼食べてそのまま消えてるな…空気読んでくれたのかな?
『そっか、ちょっとごめんね。』
実「あァ?何が、っ────
抱きしめた。
はぁ、いい匂い、可愛い!!!!←
でもちゃんと(?)一瞬で離れたよ…犯罪になるからね…まだ実弥未成年だし…!
私も未成年だけど!!!
『ごめんね。治った?』
実「傷が消えた…人のも治せんのかァ?」
『うん、顔の傷跡とか腕の傷跡は素敵だからとっておいたけど…それも治す?』
実「!……いや、いい。
…やっぱテメェ、鬼なのかァ?」
『人だよ。
師範が鬼と人間の混血児でね。私に術を授けてくれたの。
それがこの“起死回生の術“。』
実「ンな珍しいこともあんのかァ…。」
『私も驚いたよ。
もうそろそろ夜が明ける。どこかで休息しよう。』
実「疲れてんのはテメェの方だろォ。」
『もう慣れたから大丈夫。
それよりお腹空いてない?何か食べに行こう。』
実「あァ、約束のもあるしなァ。」
街まで歩いて定食屋に入った。
早朝だったから殆ど閉まってたけどここは大丈夫っぽい、良かった…
『じゃあ私は…うーん、どれにしよう?』
実「さっさと決めろォ、日が暮れるぞ。」
『そんなに時間経って無いでしょ?
不死川くんはどれがいいと思う?』
推しとお食事…最高だよ最高。
ここは天国か?
実「どれと迷ってんだ?」
『えっと、これとこれ。
でもこっちの方が食べたい気持ちはあるんだよね…』
実「おっちゃん、これとこれ一つずつ頼む。」
店主「はいよ!ちょっと待ってな!」
頼んだのは私が悩んでいた二つの定食。
『えっ?不死川くんこっちじゃないの?』
実「気が変わった。」
『そ、そう…』
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眠いちゃん - 可愛い…尊い…萌えるよ…神だよ… (2023年1月5日 20時) (レス) @page28 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
不死川実弥LOVE - 私も実弥LOVEです。 (2020年11月5日 17時) (レス) id: 101530242c (このIDを非表示/違反報告)
はぷはぷ島はぷ子((仮:小百合141 - あは…もう由亜さんの作品全部良い…1番のおきにいり作者さんですゥゥゥ尊敬の眼差し (2020年8月17日 0時) (レス) id: 1e0c41aa85 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢たん! - 佰拾玖の型の朝すぎての所早朝だからに直した方が良いですよ〜! (2020年7月5日 18時) (レス) id: 196d7d8985 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢たん! - 佰拾玖の型の朝すぎての所早朝だからに直した方が良いですよ〜! (2020年7月5日 18時) (レス) id: 196d7d8985 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わんわん | 作成日時:2020年3月26日 18時