推しは守り助けるもの【鬼滅の刃】

肆拾の型 ページ40

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お萩と桜餅を食べ終えて今は夕方頃。




とても美味しかったから蝶屋敷にお土産を買いました。喜んでくれるかな…。




そして帰り道、暇なので少し大きめの山に入り込んだ。

鬼が居たら斬ろうかな。




『The 鬼が出る森って感じ…』




暫く歩いてると案の定、鬼がいた。
丁度いい。



『肆の型 鬼遊び』



「主様、お呼びでしょうか。」




『うん、いきなりごめんね。酒呑童子って鬼を食べるんでしょう？』



「左様でございます。」




『ここの山、鬼が結構いるみたいだから食べるかなって思って。どう？』




酒呑童子が鬼を食べると私達鬼殺隊が鬼を斬るのと同じ。
つまり、酒呑童子の牙は日輪刀と同じ効果がある。




「態々ありがとうございます。では鬼を食らってきますので、主様はここでお待ち下さい。」




『大丈夫…？結構数が多いと思うけど。』




「これくらい居ないのと同じです。ご心配ありがとうございます。」




『(居ないのと同じて…凄いな。)わかった。ここで待ってるね。』




「了解です。」



その瞬間酒呑童子は風の速さで山の奥へ消えた。




『早…』




それから数分で帰って来た酒呑童子。
心做しかとても満足そう…良かった。



鬼って美味しいのかな…



「主様、お疲れでしょう。

私は今体力を補充出来ましたので抱えて帰りましょうか？人に見つからないよう、森の中を通ってになりますが…。」





『えっ…良いの？』




正直言うとめちゃくちゃ眠い。
しかもこんなイケメンに抱き抱えてもらえるなら本望だ。




「勿論です。まぁ主様が否定しても抱えてしまうつもりですが。」




『ジャアタノモウカナ…！』




「そんな堅くならなくて大丈夫です。少しばかりゆっくり走りますのでどうぞお眠り下さい。」




『うん、ありがとう。』




ー




寝心地が良すぎてうとうとしてるとどこからか鬼の気配が。




『！…酒呑童子。あっちへ。』




「御意。」




『(あ、)あれは…(じいちゃんじゃないか…！！！)』





そこに居たのは鬼とじいちゃんこと桑島慈悟郎さんだった。

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