推しは守り助けるもの【鬼滅の刃】

拾玖の型 ページ19

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なんて声を掛けるべきだ？死んでも大丈夫です？生きて下さい？





私には、分からない。






『っ……』




「あんたの事だからなんて声を掛ければいいんだとかくだらない事思ってるんだろ？」





『な、なんでそれを…』





「もうあんたの事ならなんでもお見通しさ

あんたは優しすぎる。でも優しいだけじゃぁ全てを守れないよ。

時には厳しさも大切だ」





『はい…』





「あたしはもう決めてるんだ。

今ならあの時の母の気持ちがよくわかる。A、胸を張って生きなさい。
あたしがここで死んだ事は気にするんじゃない。」





『！！！』




煉獄さんと鬼灯さんが重なる





「あたしを黄泉の世界に連れってってくれないか。最後の望みだ。ずっとあんたを空から見てる」




『はい…っわかりました…！』




「こら！泣くんじゃないよみっともない。さっき渡した台詞、自分はこれからも生き続けると誓いながら言いな。」




『はい…我、延命を誓う時、起死回生の力を我に與よ。』




「A、幸せをありがとう。」



ギュッとお互い抱き合う。




『こちらこそ…っ鬼灯さんに出会えて良かった。頑張ります。貴方は最高の母であり、っ…師範でしたっ…！』




鬼灯さんの目が両目とも黒くなり、灰になって消えていく。


『本当にありがとうございました…！』




するとその瞬間







「ｶｧｰ!ｶｧｰ!鬼月 A！最初ノ任務！南南東ヘ向カエ！！十二鬼月ノ可能性アリ！」


！！苗字…鬼灯さんのだ…嬉しいな…



『って十二鬼月！？初っ端から…？』




大正コソコソ噂話！！

"我、死没せしむる時、起死回生の力をAに與えよ"

→あたしが死ぬ時、起死回生の力をAに与えよ

"我、延命を誓う時、起死回生の力を與えよ"

→私がこれから生き続けると誓う時、起死回生の力を与えよ

自分の命を賭ける事でその時触れていた人へ術を渡すことが出来ます。
鬼灯の母の場合は鬼灯が寝ている間に誓っていました。
そして術を与えられた人がこれからも生き続けると誓う時、与えた人は黄泉の世界に送られます。
鬼灯が母に逃げろと言われた時、絶対に無惨を討つという、生きる 意味をもった誓いがあったので術が移されました。


また、起死回生の術は鬼を倒した数+被害にあった人分だけ使えます。
鬼が50人食べていた場合は50人とその鬼+1救えます。なのでこの場合は51人命が救えるということです！

難しくてすみません…

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