推しは守り助けるもの【鬼滅の刃】

参の型 ページ3

.




目が覚めた



え？生きてたん私…でもここ何処…


木で出来た家だった

周りには誰も居ない

綺麗に布団に寝かせられていて服が和服になってる…

なんだこれ着物…？いや違うなにこれ




『だ、誰かいませんかぁ…(震え声)』



するとひょこっと綺麗な女の人が顔を覗かせた
髪は白く、目はビー玉みたいな赤色だ


「おや、目が覚めたかい。良かった。家の前に倒れてたからびっくりしたよ」


『え？どういう事ですか…？』



私はある事に気付く。





待って落ち着け私。世界観？なんて言うんだ絵柄？が鬼滅に似てる。
とてつもなく似てる。ま、やば、ちょっ


「ちょっと鼻血出てるじゃないか！どうしたんだい！？ほら手拭い貸すから拭きな！」



『い、いや！そんな、ティッシュで大丈夫ですよ！』



「てぃっしゅ？何だそれは？そんな事よりあんた、名前は？」

『え……あ、Aと言います…』



ティッシュ知らないって事はここは令和じゃない！？


令和じゃない！？
こ、これは……！？！？！？


「随分洒落た名前をしてるのね。可愛らしいじゃない。私は鬼灯(ﾎｵｽﾞｷ)よ。」



『鬼灯さん…この度はご迷惑をかけて申し訳ありません…！』


「なぁに別に気にしてないよ！あたしが勝手にした事さ。それよりA、親はどうしたんだい。」


親…


『いません…』


前世でもずっと、生まれてからずっと親は居ない。
親戚にたらい回しされながら生きてきたから愛情なんて以ての外。感じた事はない。


鬼灯「じゃあ住む場所が無いじゃないか。仕方ないねぇ家に居てもいいよ。これからは家族だ」


『ぇ……』


「なんだい！？文句があるなら言ってみな！」


『い、いや！無いです！ある訳無い！』


なんて優しい人なんだ…なんかもうこの人ならなんでも任せられる気がする
出会ったばかりだけども…((


「当たり前だよ。……ん？どうしたんだい。さっきからずっとそわそわしてるように見えるが」

『あ、い、いやぁあの……』

肆の型→←弐の型

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す