推しは守り助けるもの【鬼滅の刃】

拾壱の型 ページ11

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「単刀直入だが、あんたはすぐにこの呼吸を覚える事が出来る。」




『え？』




どういう事だ。そんな最強の呼吸、簡単に使えていいのだろうか。



「私の師範もそうだったって聞いてたからね。

選ばれた者だけが使える呼吸。


その前に鬼殺の呼吸には自分で攻撃をしない呼吸があっただろう？」



『肆ノ型…鬼遊び…でしたよね』




「そうだ。やってみな。必ずあんたの気持ちに応えてくれる。」




『ｽｩｰ…鬼殺の呼吸 肆ノ型 鬼遊び 』



言葉を発した瞬間物凄い風が吹いた。
そしてその中心には鬼が居る。



『！！！！！』




「お呼びでしょうか。主様。」




『え、えっと、初めまして…』




嘘でしょ…めちゃくちゃイケメンじゃねぇか……！！(歓喜)
主様だって…あるじさま…アルジサマ…！
イケメン耐性付いてないんだよ、勘弁してくれ…！




「お初お目にかかります。酒呑童子と申します。これから主様の為に精一杯戦わせていただきます。どうかよろしくお願いします。」




『こ、こちらこそ…ヨロシクオネガイシマス…』




「あんた緊張し過ぎだよ…酒呑童子、久しぶりだね。」



酒呑童子「！その声は、鬼灯か？」




「これから此奴を頼むよ。大変見込みがある奴なんだ。」



「勿論。命を賭けて護ってみせるさ。」



「よろしく頼む。あんた、酒呑童子に敬語は外しな。」



『え、(こんなイケメンに使わないとか)なんでですか？』




「私の望みでございます。主様には家族の様に頼って欲しい故、このような望みを。」




『(性格までいいんだ…すげぇ…)わかった！ありがとう』




嬉しい言葉に頬が緩み、微笑む




「！！…そ、それでは、失礼します。」




『うん、ありがとう。』



さらっと空気に溶け込むように消えた




「上手くやっていけそうだね。

次は自分で戦う技の番だよ。酒呑童子にも見てって貰えば良かったねぇ…まぁいい、やってみな。」




『わかりました。やってみます。』




「私の日輪刀を貸してやるから、そこの竹を真っ直ぐ斬ってごらん。参の型でね」

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