【d!】森の奥の施設

�将将� ページ31

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家に着いた頃には霧が更に濃くなり、辺りが真っ白に包まれていた




「師匠ーただいまー」
「お、お邪魔します…」




いつもは おかえり と返事が帰ってくるはずなのに、家は静かだ
時間も時間だから、寝ているかまた実験室に篭ってんのか？




すると、客室から僅かな明かりが見えた
グルッペンがまだ起きてるのか？
俺は大先生を連れて、客室に入る
そこには＿＿




ベッドで規則正しい寝息をたててるグルッペンと、もうひとつのベッドに寝ている天使がいた




え、天使？？？
なんで、天使がここに？？？？
つか、初めて人外見たわ
師匠の客人？？




「お、やっと帰ってきたかこのバカショッピ」
「師匠よりかはしっかりしてると思ってますけど」
「お前がいない間私がどれだけ苦労したか…」



そう言って頭を抱える師匠
いや、俺がいない間何があったんすか
まぁ、あの天使のことだと思うけど
グッ と袖を引っ張られ大先生のことを思い出す
俺がいない間の話は明日にでも聞こうかな




「あの、師匠この子なんですけど」
「ん？あぁ、さっきからお前の後ろにいる子か。どうしたんだ…ってまさかお前…また患者か？」





師匠の長い前髪から覗く、隈の酷い顔がだんだん青くなっていくのが見てわかる





「ビンゴっす、この子は多分…花咲病っすね」
「は、初めまして魔女さん…僕、鬱って言います。僕の病気治したくて、魔女さんに会いに、来ました…」




俺の背中から顔を出す大先生を師匠は、さっきの疲れた顔から優しく微笑み、大先生の前に屈んだ




「初めまして、鬱。こんな森によく来たな、今日はゆっくり休んでくれ。ショッピ、鬱を風呂に入れてやってくれ、部屋は隣にあるもうひとつの客室に休ませてやれ」
「了解でーす、大先生、風呂に入ってさっさと寝ようぜ」
「う、うん!」




☆☆☆
更新なかなか出来てなくてすみません…
40,000hit、温かいコメント、ありがとうございます。
お気に入り登録者もそろそろ200人いきそうですね…
本当に有難いです。

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