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セフン「行ける？行くよ！？」
A「…うん。」
重い足を動かして入って行く。
おばけ「うわあぁー！！！！」
A「ひぃ！！！」
セフン「お、…大丈夫？笑」
A「全然大丈夫じゃない〜泣」
タイミングよく出過ぎだよおばけ役の人。
長い廊下などを渡りながら、私は、もう限界で、右手はセフンと、繋いでおり、左手は、自分の耳を抑えた。
でもやはり、
ガン！
A「…(ビクっ！！)」
周りから音は聞こえるからすごく怖い。怖いと思ったら、もう怖くて、
全然足が動かない。すると、
ギュ…
セフンが、握っていた手に、力が入る。
セフン「大丈夫、、心配しないで？」
とても優しい声でそう言った。
自分でも、なんでか分からないけど、、
安心した…
それからも、ドンドン進んで、おばけのおどかしも、少し落ち着いた時…
ガンッ！
おばけ「うわあぁー！！！！！！」
突然の事で、パニックになった。
A「う！うわ！！！！！！」
セフン「…っ！あ！！」
セフンと繋いでいた手を離してしまった。
それもありパニックは、ものすごくMAXになって…
逃げなきゃ逃げなきゃっ！っと思い気付いたら…1人で走っていた。
A「…はぁ、はぁ。…あ、れ？ここどこ？」
おばけがいない所で、ようやくセフンとはぐれてしまった事がわかった。
A「…セフン？」
恐怖と、、不安な気持ちで、、凄く後悔した。なんで手を離しちゃったんだろう。目に涙が少しずつ溜まっている。
怖くて動けなくて、、、歩こうとしても足が全く動かない。
どこにいるの？…セフン
その時
ガンッ！！！
物凄い音がして、、誰かがこっちに歩いて来る。
A「いや！！！来ないで！！近寄らないで！！」
そう言っても近づいて来る足音。ついには、
ガシっ、
腕を掴まれてしまった。
A「いや！！！！離して！」
？「A！！！大丈夫か！？」
え…？
顔を上げるとそこには、
A「うぅ〜…っ！セフン！！！」
セフンの、汗をかいた焦った顔があった。そして…
ギュ…
セフン「良かった…ほんとによかったぁ！」
セフンが、あの時よりもずっと強い力で私を抱きしめた。
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作者名：甘いりんご | 作成日時：2016年11月27日 23時
