元カレ、オセフン2 (ページ12)

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ユリ「それでね！…ね！A！ねー！聞いてる？？」

A「…え？、、あ！ごめん！なんて言った？」

ユリ「もーどうしたの？最近ボーッとしてること多いよ？なんかあった？」

そう言いながら、ユリは自分の前の皿に盛り付けてある野菜をパクパク食べている。

この前、無意識にセフンの名前を呼んだことについて考えていた

そのせいで最近ボーッとしているらしい。

A「いや、何か分かんないんだけど、気になっちゃって…」

ユリ「なに？考え事？もしかして、、セフン？？」

A「…うん。セフンのこと、、」

ユリ「え！？なに？聞かせてよ、笑、、相談ならのるよ？」

A「この前のこと話したでしょ？」

ユリには、このあいだのバーベキューのことは話してけど、セフンのことはまだ話していなかった。

A「その時、、無意識にセフンって心の中で名前呼んでたんだよね。だからそれについて考えたっていうか、なんかわからんなくて…」

私は、ユリの反応を見るように顔を上げると、ユリは真剣な顔をして

ユリ「それって好きなんじゃないの？」

A「ブッ！！、ゴホゴッホゴホ！！」

私は思わず飲んでいたお茶をふきだした

ユリ「ちょ！A！汚い！！」

A「そんなわけないでしょ！？浮気してたんだよ！？絶対ないって！」

ユリ「いや、分かんないよー？だって無意識に呼んだんでしょ？それってそういうことじゃないの？」

A「それは、、そうかもしれないけど、、浮気してた男のことまた好きなるなんて無理だよ！」

するとユリは、私の目をしっかり見て、

ユリ「私は正直セフンが浮気するなんて思えない。前にも言ったことあるけど…」

ユリ…

ユリは私がセフンと別れた時からセフンはそんなことしないと思うんだけどなーってずっと言っていた。

でも、傷ついてそれどころじゃないぐらい私は泣いていてそんなユリの言葉は気にもとめていなかった。

ユリ「本当のことは私もわからないよ？でも、、セフンの性格知ってるでしょ？…それは付き合ってたAが1番知ってることだと思うけど」

A「それは分かってる。すごく優しいことも男らしいとこも。でも…」

見てしまった、

当時の私を傷つけるのには充分なダメージだった。

少し気まずくなって目の前にある野菜を口いっぱい頬張った。