六十八話 王の死 ページ18
「...痛いなぁ...てか、飯抜きで助かった、危うくゲロインポジになるとこだったよ」
それだけは避けねば
それにしても、強いなぁ爆豪は
私はさっき殴られた場所を手で抑えて、乾いた声で笑いながらそう言った
「爆豪はさ」
「あぁ"？」
「良いよね、個性も力も頭脳も才能も何もかもに恵まれて、自信も持ててメンタルも強くて」
羨ましいなぁ、強いなぁ
私にはないもの全部持ってる、揃ってる
勝てっこないな、この勝負
でも勝ちたいな
でも適わないな
でも勝ちたいな
じゃあ、どうすれば勝てるだろう
目の前の天才に
『そんなの簡単じゃんか』
...誰？
『枷を外せばいい、君を縛っていたもの全て切り捨てて、本来の力を解き放てばいい』
...そう、そっか
それだけで良いのか
『そう、それで良い』
なんだ、簡単じゃん
「踊り狂え、我こそが王だと名乗る愚者共よ」
「愚者は黙って強者に道を譲れ」
＿
私は目を見開き、そう呟いた
次の瞬間、そこは先程いた場所とは全く違う場所になっていた
床はモノクロ、まるでチェス盤のよう
その周りにはチェスの駒が幾つか散らばっていた
「なに...ここ...」
そんな空間に王様の椅子、赤色の玉座がひとつ
「一体、どういうことだぁ？イレイザー」
「...俺にも分からん、なんなんだこの空間」
訳の分からないことが起こり、ザワザワと騒ぎ出す
「おい説明しやがれ、クソおn...?!」
寒い、寒い、寒い、寒い
ここは冷たくて、寒い
なんの温もりも感じない
深くて暗くて寒くて冷たい
「...誰か...助けて」
私は自分を抱き締めるように肩を抱いて、小さく丸く蹲った
背中からは嫌な汗が伝い、視点が定まらず眼球が動き回る
手や足だけでなく、全身の身震いが止まらない
「白雨!!!!なにをやっている!!」
そんな中、私を呼ぶ声が聞こえた
「......ギルガメッシュ？」
私はその声の主の名を呟いた
「貴様は何の為にそこにいる、勝つ為ではなかったのか？」
「...そうだ、私は」
拳をギュと握り締め、ゆっくりと立ち上がる
「ヒーローになる為にここにいるんだ」
こんなとこで立ち止まってなんかいられない
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
全く更新出来てない上に
なんなんだこの壊滅的な文才能力は、申し訳ない
こんな作品でも、読んでいる方がいると思うと嬉しく思います
これからもよろしくお願いします
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狗犬(プロフ) - シャチ大福さん» ありがとうございます！ (2019年12月22日 12時) (
レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ大福(プロフ) - 更新お疲れ様です！読ませていただいたのですが、とても面白かったです。これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月22日 9時) (レス) id: 4d5834759a (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 李莉華さん» 分かりました、時間が出来たら書かせていただきまね。 (2019年11月7日 20時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
李莉華 - 二人と一緒にで!お願いします！ (2019年11月6日 20時) (レス) id: f0913cbb00 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 李莉華さん» リクエスト、有難うございます！時間があるときに書かせていただきますね。質問なのですが、それは二人と一緒にお風呂？ですか？それとも、別々でしょうか？ (2019年10月30日 22時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狗犬 x他1人 | 作成日時：2019年3月8日 15時
