一級一年 【呪術廻戦】

一級 10 ページ11

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貴方side



狗巻「おかか」


駄目だと言う棘さん、まぁそうだよね…でも…


貴方「ここで棘さんのような優秀な呪言師を失うのは呪術師界からしても痛い事です。私のような呪術師は確かに数少ない。でも、五条先生が居ます。私と五条先生は類似しています。私如き消えた所でどうでもいいでしょう。だから、棘さん、お願いします」


狗巻「………」


は棘さん不満そうな顔をしながら走っていった…よし。これで気楽に戦える


貴方「あんたさ、特級？」


「う"あ"あ"？」


ま、言葉が理解出来るわけないか…


貴方「細胞分解でもされたの？ぐちゃぐちゃで見てて吐き気するんだけど」


「ｱ゛ｱ゛ｱ゛？！」


え、まって、理解出来てる？！やっば、怒らせちゃった…どうしよう、領域展開してさっさと片付けようかな…否、でももう少し様子を見よう


貴方「術式反転…翠」


は！？避けられたんだけど！避けれんのかよ！


「う"ぁぁ！」


呪霊が私に向かって殴りかかって来た。よく見ると所々溶けていて本当に気持ちが悪い


貴方「っ！クッソ！どうしっ！！あ"っ！」


一瞬気を抜いてしまったからか、私は壁まで吹っ飛ばされてしまった


貴方「っ…いってぇなぁ！！術式反転！翠！」


「ｱﾞｱﾞｱﾞ!!!」


貴方「…やったか…っ！」


「う"ﾊｧ？！」


あ…やばい…ガードできない…どうしよう


「動くな」


「あ"？！」


貴方「………棘さん…？」


動きが止まった呪霊、間違いなく棘さんにしか出来ない事だ


狗巻「ツナ」


棘さんは呪霊を指さし、はやくやれ、と言ってきた、そうだ、早く払わないと


貴方「術式反転…翠」


私は最大限の力を入れ、呪霊に攻撃を向けた


「ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛」


呪霊は灰となり消えていった


貴方「おわ…た」


狗巻「おかか…」


棘さんの顔はとても怒っていた。はは、心配かけちゃったな…てかこんな傷じゃ皆のところ行けないじゃん…嫌だ嫌だ


あぁ…意識が遠のいてく


＿＿＿＿＿＿＿



貴方「………ん…？」


部屋…傷も治ってる…後で家入さんに御礼言いに行こうそれと、棘さんにも


貴方「……また稽古…つけてもらわないと」


私もまだまだだなぁ…


貴方「ん〜！……ん？」


恵…？なんで私の部屋に居るんだろう…寝てるし…もしかして看ててくれてたのかな


貴方「…ありがとう、、恵」


私は恵の頭を優しく撫で、布団を掛け部屋を出た。あんな気持ちよさそうに寝てるんだもん、起こすのは申し訳ない

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