Two legendary children【賢者の石】 (ページ9)

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コンパートメントページ9

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プラチナブロンドの綺麗な髪色を持つ男の子がゆっくりと口を開いた

「ああ、いいよ」

その言葉にAは安心したように息をつきながら
開けてくれた男の子の横に座った

じっと見つめられる居心地悪い視線をどうにかしようとAは男の子を見つめる

「えと…A･ミルロッタです。よ、よろしく…？」

途端に男の子の眉が少し上がる

「ミルロッタか…へぇ通りで…
おい、お前らいつまで食べてるんだ？」

どこかダドリーに似ている少しぽっちゃりとした男の子2人が食べるのをようやくやめた

「ちゃんと聞いてたさ！
ビンセント･クラッブだよ、よろしく」

ミレロッタ、と呼ぶ彼はほんとに聞いていたのやら…
また違う男の子が話す

「グレゴリー･ゴイル。よろしくミレロッタ」

…こちらも聞いていなかったようだ
もう！とAは頬を膨らました

「たく…僕はドラコ。ドラコ･マルフォイ
よろしく………ミルロッタ」

やっと正しい名前で呼ばれ一安心

ちゃんと聞いた？と2人の方を見ると今のも聞いていない様子。お菓子を口に放り込んで忙しそうにしていた

「…ミルロッタ家に生まれる女性は美しい容姿を持ち、生まれるとは聞いていたが…ほんとのようだな」

小さく呟いたが生憎耳のいいAには届いたらしい
ありがとう…？と少し頬を赤らめながら礼を言った

聞こえるとは思っていなかったのか、ドラコも途端に顔を赤らめながらそっぽを向いてしまった

「そういえば、知ってるかい？あのハリー・ポッターがこの汽車に乗っていると」

「ハリーが！？」

途端に満面の笑みを浮かべるAにドラコは少し見蕩れながら知り合いか？と聞いた

「私の大好きな人なの！大親友よ！…でもハリーも魔法使いなんだ」

「魔法使いも何も…君ら生き残った伝説の子じゃないか」

Aは生き残り？伝説？……君ら(･)？
と混乱していた
首を傾げるA

そんな様子のAにドラコは固まる

「まさか、何も知らないのか？自分のことなのに」