Two legendary children【賢者の石】 (ページ33)

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試合ページ33

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とうとうクィディッチの試合

ハリーの初の舞台である

ハリーは緊張で今にも逃げ出したかった
ろくに食事が喉にも通らない緊張ぶり

「ハリー、初試合ね！そんな緊張しなくていいんじゃない？だって負けるわけないわよ」

そんなハリーにとんでもない爆弾を落としたA
思わぬ期待にハリーはせっかく無理して口に入れたパイを吹き出しそうになった

ロンが塞いだが

これは今朝の出来事である
そのとんでもないプレッシャーをかけた本人はというと＿＿＿

「もおおおお…今日はツイてない…」

試合が始まってるであろう時間に間に合っていなかった
これには訳があるのだ

「あっ、Aさん…！」

「(ま、また…！？)はい？」

先程からレイブンクロー生やハッフルパフ生に話しかけられるのだ

今日のクィディッチの試合はスリザリンとグリフィンドール。自寮じゃないからと見に行かない生徒であろう

「(なんでこんなに話しかけられるの…！？話したことない人ばかり…)」

ホグワーツの姫という名前がつくほど愛らしくかわいいA。なぜ普段は話しかけられないのか

それは、姫にはやはりナイトがつきものというべきか、ロンやハリー…ハーマイオニーまでもが彼女に近づけさせまいと威嚇していたからである

本人は全く気づく様子もなく話しかけられることに不思議そうにしていた

周りを見ればもうすっかり囲まれていた
もうこれは無理だ、と諦めかけたその時思わぬ助けが

「どうしたんだ？この人だかり」

女子からの絶大な人気を誇るハッフルパフ生
セドリック・ディゴリーである

「廊下でこんなに人が集まると邪魔になるよ。それに彼女急いでるんじゃない？グリフィンドールは今試合中のはずだし」

「私試合見たくて急いでて…！！」

鶴の一声とでも言うべきか、あっさりと人だかりが散っていく

「ありがとうございます、本当に助かりました！」

ギュッ、と両手でセドリックの手を握りしめ満面の笑みで立ち去った
可愛らしい笑みを向けられたセドリックは少し固まったあと我に返ったように急いでて自室に戻った

「(素敵な人だったなあ…)」

Aはこっそり頬を赤らめてたそうな

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※一応オチ未定です