Two legendary children【賢者の石】 (ページ28)

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不機嫌ページ28

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横でいつものように自慢話をしないドラコ
なにやらムスッとしている

「…あー…どうしたの？」

「ポッターのやつ…大体君はなんであんな奴と一緒にいるのか理解し難い。もっと自分と格に合った人と付き合うべきだね」

「そんなこと言ったらドラコ、貴方もじゃない」

スリザリンとグリフィンドールがこうやってわざわざ話してるなんてそうそうないんじゃない？
と面白そうにケラケラ笑った

「特別措置だって？そもそもなんで一年が箒を持ったらいけないのか…」

箒という言葉にハリーが抱えていたあの包みを思い出した

たしかニンバス…というものだ
恐らくドラコもあの中身を知っているのだろう

「まあ、いいじゃない。なにが不服なの？」

「別に不服だとか言ってないだろ！ただあいつの自慢がうるさいだけだ」

ドラコの自慢、私何百回も聞いてるんだけど。
そう出かけた言葉をグッと飲み込む

「…よしよし……？」

ぽん、とドラコの頭に手が置かれる
ぎこちなく動く手

一瞬止まったあと自分が撫でられているという事に気付き一気に距離を取り顔を真っ赤にさせた

「こ、子供扱いするな！お前のその時々とる妙な行動はどこから学んできたんだ！！」

「落ち込んでる時、兄さんがこうして撫でてくれたのを思い出して…落ち込んでるんじゃないの？」

「落ち込んでるわけないだろ？たく……」

未だぶつくさ言っている彼だが、最初の暗い表情はすっかり無くなっていた

よくよく見れば耳も赤くなっているような…

「ふぅん…ま、いいか」

…Aは気づいてない様子だが。