Two legendary children【賢者の石】 (ページ24)

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飛行訓練ページ24

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「だったら____」

その言葉を遮るようにドラコが「見て！」と草むらから何かを拾い上げた

「ロングボトムの婆さんが送ってきたバカ玉だ」

ドラコがキラキラと光る思い出し玉を上にあげた

「マルフォイ、こっちへ渡してもらおう」

ハリーが咎めるように睨みながら言った
そんなハリーを鼻で笑う

「それじゃ、ロングボトムが後で取りに来られる所に置いておくよ
そうだな…木の上なんてどうだい？」

「こっちに渡せったら！」

ハリーが飛びかかろうとした時、ドラコがひと足早く上へと上がって行った

「ここまで取りに来いよ！ポッター！」

「ハリー、ダメだよ」

「ダメ！」

Aとハーマイオニーが今すぐにでも飛んでいきそうなハリーを止める
ハーマイオニーが必死に止めるも虚しく、ハリーは初めてとは思えない飛び様を見せてくれた

「ハリー！！」

Aがまっすぐハリーを見つめる
ハリーは一瞬だけ止まり、またすぐにドラコの元へと向かっていった

「もう…ケガだけはしないでよね」

「僕ずっと思ってたんだ」

「…なに？くだらないことだったら許さないからね」

「君ってほんとにハリーに甘くないか？」

Aは上がる口角を知らんぷりしながら「そんなことないわ」と目を逸らしながら答えた

彼女がハリーに甘いことなんてもうほとんどの人が知ってることだろうに

「ドラコ！ケガしないようにー！」

特別ハリーに甘いというわけではないようだ
ドラコに対してもそわそわしながら言う彼女をみて
嫌でも納得してしまうロンだった

「僕が怪我するわけないだろ！そこでよく見ておけ」