Two legendary children【賢者の石】 (ページ20)

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痛いページ20

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急いでベッドに寝かされるA
Aからは見えない死角に…カーテンで仕切られているところにドラコは座っていた

「全く…早く来たからいいもの、もう少し遅かったら跡になっていましたよ」

「せん、せ…わたし…怖かったよぉ…」

わんわん泣き出したのが聞こえる
ドラコは自分はこのまま居てもいいのか悩んだ

「Mr.マルフォイに感謝するのですよ」

「えぇ？ドラコが…？……まだいるの？廊下？」

「すぐそこにいますよ。私は1度連絡しに行くのでその間に話してくださいな」

入れ替わるようにAの前におずおずと出てきたドラコ
そんな様子に思わず笑ってしまうのだった

「目も痛くって…瞑ってたからわかんなかったわ。ドラコだったのね、ありがとう！」

「僕の意思じゃないし、先生に命じられからな、仕方なくだ！スリザリンの僕がグリフィンドールのお前を好き好んで運ぶわけないだろ？」

「そっ…か、でもありがとう…おかげで跡に残らないって！よかったぁ」

へにゃ、と笑う彼女
ドラコはその笑みに柄にもなくつられ笑いをした

「人を庇うほどのお人好しがスリザリンじゃなくてよかったよ。…一体どこまでお人好しなんだ？」

「勝手に体が動いただけよ
私はどんな身分でも、誰に対しても平等に人助けをしたいの。誰かの役に立ちたい」

目の前の彼女はどこまでも強く、どこまで優しいのだろうか

「泣いてたくせに」

「そこからいたの…恥ずかし…だって熱かったし…とっても痛かったのよ！？」

「はいはい泣き虫」

「ちがうから！」

わーわー言い合いながら医務室からでて追いかけっこをしだした2人
大人びた子だと言われていたAだが、ドラコと追いかけっこする様子を見て上級生は微笑ましそうに見ていた

その後、もちろんポンフリー先生に見つかりしっかり怒られたのは言うまでもない