Two legendary children【賢者の石】 (ページ17)

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初授業ページ17

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初めての授業が楽しみだったAは誰よりも早く教室に着いていた
それこそマクゴナガル先生がびっくりするほどの早さであった

「まあ…いい志です」

「へへ…今日の授業がとても楽しみで」

少し談笑しているとすぐに生徒達が集まってきた
どんどん席が埋まっていき横には当たり前にハーマイオニーが座った

授業が始まりふとハリーとロンがいないことに気づく

マクゴナガル先生が猫に変身して見せた時…ドアが慌ただしく開く
入ってきたのは遅刻したハリーとロンだった

「ふう、間に合った。遅刻したらマクゴナガルがどんな顔をするか！」

「ちょ、ロン…！」

Aが急いでロンの元に行こうとしたが
それよりも早くマクゴナガル先生が猫の姿から元に戻りロンを咎める

「変身…お見事でした」

「お褒めの言葉ありがとう、ウィーズリー
あなたとポッターを懐中時計に変身させましょうか
そうすれば遅刻しないでしょう」

ゴクリ、とハリーとロンだけでなく他の生徒までが息を飲む

「道に迷ってしまって」

「では、地図にしますか
地図なしでも席はわかりますね」

そう言われハリーとロンは少ししょんぼりしながら席に着いた
授業後、ロンは即座にAに愚痴を言っていた

「あんなにも怒らなくて良くないか？ほんとに変身させられちゃうのかと思ったよ！」

「まぁまぁ…」

「あら、遅刻した貴方が悪いんじゃない？迷うかもしれないということを考えて早めに部屋に出るべきよ」

Aが宥めようとロンに何か言う前にハーマイオニーが少しトゲのある言葉をロンに放った

挟まれているハリーとAは互いに顔を合わせる

「へー、へー、すみませんでした〜」

2人はどうしてこうバチバチしてるのだろうか…不思議に思いながら次の授業はなんだったのか呑気に考えるAであった