卒業したら『デイヴィス･クルーウェル』 ページ45
「……はあ……好き」
「……それは、何回目だ？子犬」
何回だって言ってやるさ
「クルーウェル先生大好きクルーウェル先生大好きクルーウェル先生大好きクルーウェル先生クルーウェル先生くりゅーうぇ、あ……早口言葉みたいですねお名前」
「そんなに俺の鞭が欲しいか」
「エッッッッ！？？！あんなに頼んでもくれなかったのに！？何故ですか！？ありがとうございまっっっす！！！！」
「はあ……」
先生の甘い溜息
吸っとこう
スウウウゥゥ、と息を吸うとこの世のものではない物を見るかのようなしかめっ面でこちらを見ていた
美しい顔がまあ歪んでいる歪んでいる
ごめんなさいそこまで不快そうに見ないで心折れる
「さっさとその鼻たれ顔直せ」
「鼻たれ！？」
鼻たれって何ですか仮にも嫁入り前の可愛い女の子に向かって！！
先生をバシバシと叩くとはあ、とまた1つため息をついて私の腕を引いた
「俺は
こんな顔の奴を嫁に貰うんじゃないぞ」
至近距離に長いまつ毛の瞳が鮮やかに瞬きしていて思わず感嘆のため息が漏れた
しゅきが溢れるよ今夜……
このご尊顔だけでご飯5杯いける
「早くお嫁に貰ってください。もどかし過ぎていつか先生に襲い掛かりそうです」
「威勢の良さだけは認めてやろう仔犬。だが俺を抱くには100年は早い」
「はっはあ長ぇ！！そんなところも好きですけどね！！」
もっとも、と低い声が近くで聞こえた
引き寄せられた手に力が加わり教卓の上に乗せられる
こ、これは？これは？まさかの学校ぷr……
「大人しく卒業まで待てをしていろ
……そうしたら俺が思う存分に抱いてやる」
赤いショートグローブの手が、下腹部をなぞった
するすると落ちていく手は太腿を通過し、落ちていく
弧を描く艶やかな唇が、迫ってきた
ゆっくりと触れ、最後に名残惜しそうに赤い舌を出して唇を濡らすと離れていく
薄目でこちらを見据えられ、息が浅くなった
「……俺を満足させたいならさっさと卒業することだな」
「…………
はい……」
ああもうどうして
どうしてこんなに先生はずるいの
私が先生にやりたくてもできない事を簡単にやってのける
……早く大人になりたい
クルーウェル先生の体温がまだ残る唇を、きゅっと結んだ
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ローズの薔薇 - リドルクン｡私アリスなの？アリスだったら良いのになぁ(幼い頃の自分の夢だったらしい)もし私をアリスにしてくれるかな？リドルクン。(ハートの女王) (2022年4月24日 15時) (
レス) @page34 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
太宰、乱歩などの頭脳派推し - けーくんエッッッッロッ！色気ハンパないです。最推し何です。けーくんのRお願いします。 (2022年3月5日 19時) (レス) @page48 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖 - え……？？絵がうますぎません？？？？物語も神ですし……有難うございますぅぅぅぅぅ (2021年9月11日 14時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - ちょくちょくはさんでくるヤンデレ系がまた…最高ですね (2021年8月5日 19時) (レス) id: e0681dd9d0 (このIDを非表示/違反報告)
riona - 物語も良き…絵も良き……ここは天国ですか？？ (2021年8月1日 17時) (レス) id: 235e0c7d90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーダ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年5月6日 2時
