ブラックローズ【リドル】 ページ26
瞼にちゅ、と唇の触れた感覚がした
暖かくて柔らかい滑らかなもの
目を開けるとリドル先輩はくすくすと笑っていて可笑しそうに声を出した
「どうしたんだい？さあ目を閉じて」
「い、今……唇…」
「そうだね。くすぐったかったかい？」
リドル先輩が赤い舌をチラつかせ笑う
大きくぱっちりと愛らしいその瞳は取り込まれてしまいそうな程魅力的だった
リドル先輩は正直化粧勝ちしかしない顔だがこの学園の生徒は式典などメイクが社交辞令である
私もその1人なのだがなにぶん化粧はあまりしなかったので近場で赤メイクが上手なリドル先輩にこうして頼みに来たのだ
月がようやっと窓に姿を現す夜の始まりに
それがなんで、キスなどされているのだろう
熱い余韻の残る瞼を手でおさえた
「僕を信頼しているが故にここまで来たのかな？だが覚えておいた方が良い。……夜の男は危険なんだよ」
男。という明確で分かりやすい単語を聞いてよく考えなくてもその意図が理解出来た
警告＿＿＿いや、宣言なのか
何せ瞬く間に私はリドル先輩の腕の中に閉じ込められていたから
私の髪の間に指を通し、さらりと撫でる
「お母様の言いなりにばかりならず我慢だなんてする必要は無い＿＿＿君たちが教えてくれたことだ。なら、遠慮なんてしなくていいんだね？」
「は、はい……したい事はしたらいいんじゃないでしょうか……っ」
刹那、唇が重なる
半開きになった唇の隙間から暖かいものが滑り込んできて口が思いっきり開く
ﾁﾞｭｩ…と唇を吸われ快感が迸った
「リ、リドルせんぱ……ん……ｯんん……や」
「はぁ……A」
名前を呼ばれると手を優しく引っ張られる
つま先の向こうにはベッドがあり直ぐその上に押し倒された
「そう……そのまま僕に身を委ねるといい」
また唇が重なる
リドル先輩は手袋を外し私のシャツに手をかける
キスをしながらボタンを外すだなんて器用なものだ
「リドル先輩……っん…」
「怖がることは無いよ。痛くはしないから」
「っ！ひ……どこ触って…！」
「こんなに可愛く鳴くなんて……君は僕に食べられにきたのかい？」
ちがう、と切羽詰まった声で訴えるも深いキスに飲み込まれる
肌が空気に触れる感覚が全身を支配した
夜はまだ、長い
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モジスウタリナイ(っ`ω´c)ｷﾞﾘｨ
☆アスカ☆さんリクエストありがとうございました！
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ローズの薔薇 - リドルクン｡私アリスなの？アリスだったら良いのになぁ(幼い頃の自分の夢だったらしい)もし私をアリスにしてくれるかな？リドルクン。(ハートの女王) (2022年4月24日 15時) (
レス) @page34 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
太宰、乱歩などの頭脳派推し - けーくんエッッッッロッ！色気ハンパないです。最推し何です。けーくんのRお願いします。 (2022年3月5日 19時) (レス) @page48 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖 - え……？？絵がうますぎません？？？？物語も神ですし……有難うございますぅぅぅぅぅ (2021年9月11日 14時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - ちょくちょくはさんでくるヤンデレ系がまた…最高ですね (2021年8月5日 19時) (レス) id: e0681dd9d0 (このIDを非表示/違反報告)
riona - 物語も良き…絵も良き……ここは天国ですか？？ (2021年8月1日 17時) (レス) id: 235e0c7d90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーダ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年5月6日 2時
