艶やかな【フロイド】※ ページ19
「ん……っ」
カタカタと小さく肩が揺れる。多分酸欠だろう
宥めるように頬を撫でられるともう一度吸い付くように唇が重なった
尖った歯が唇を掠めて彼の実感を与えられる
相変わらずの気色満面な顔で笑う彼は艷麗で官能的な人だった
フロイド先輩からは、どうしてこんなにも色気を感じるのだろう
「……んふ、小エビちゃん。もっとおくちあけて？」
「んん……っ」
唇が密着したまま喋られると濡れた吐息がかかって体がはねる
顔の頬に添えられた大きな両手はこめかみや耳をなぞって余計に敏感になってしまうのだった
言われた通り口を開けると長い舌がぬるりと入ってきてあっという間に口内を支配される
音を立てて、歯列をなぞって、散々蹂躙すると唇がゆっくりと離された
いつの間にか私はベッドの上にいた
上からフロイド先輩が熱を帯びた瞳で私を見下ろし覆いかぶさる
どうすればいいのか分からずじっ、としているとフロイド先輩はニヤリと微笑んだ
「ねーねー小エビちゃん？」
「……なんですか…」
「俺ね、知ってるんだ。人間ってクジラみたいにこどもっていうの作るんでしょ？」
ジェイドに教えてもらった〜と可愛く笑う
なんてことを教えてもらってるんだ
何を言い出すのかと思ったら突然こどもなんて
「いやでもフロイド先輩……子供っていうのは愛し合ってる2人がやるものでして……」
「えーじゃあピッタリじゃん！」
眩しい笑顔でこれでもかとずいずいやってくる
そんないきなり子供とか言われても……
フロイド先輩の事は好き……ではあるけれどキスだけでも恥ずかしいのに体が持つ気がしない
黙ったままの私にフロイド先輩が口火を切る
「それとも……俺の事きらいー？」
「そんな事は……！ない……です……」
文末に行くにつれ声が萎んでいく
恥ずかしくて先輩の顔が見られず横を見ていると無理矢理正面を向かされた
頬をほんのり赤く染め、サメのような歯を覗かせて笑っている
その瞳を燃やす熱は、何なのだろう
「じゃあ、ヤろ？」
「まっ……フロイド先輩……っ……ん」
「ちゅー♡」
また深いキスが落とされ彼の長い指が服を捲っていく
恥ずかしさでどうにかなりそうだった
「小エビちゃん……ん……可愛いねぇ……ｯ」
キスの間も、指を体に滑らせる時も絶えず声をかけてくる
快感を誘う妖艶な声や愛撫の手に私は声をあげることしかできなかった
アリスは逃げられない【エース】→←来てくれたっていいじゃない【カリム】
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ローズの薔薇 - リドルクン｡私アリスなの？アリスだったら良いのになぁ(幼い頃の自分の夢だったらしい)もし私をアリスにしてくれるかな？リドルクン。(ハートの女王) (2022年4月24日 15時) (
レス) @page34 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
太宰、乱歩などの頭脳派推し - けーくんエッッッッロッ！色気ハンパないです。最推し何です。けーくんのRお願いします。 (2022年3月5日 19時) (レス) @page48 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖 - え……？？絵がうますぎません？？？？物語も神ですし……有難うございますぅぅぅぅぅ (2021年9月11日 14時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - ちょくちょくはさんでくるヤンデレ系がまた…最高ですね (2021年8月5日 19時) (レス) id: e0681dd9d0 (このIDを非表示/違反報告)
riona - 物語も良き…絵も良き……ここは天国ですか？？ (2021年8月1日 17時) (レス) id: 235e0c7d90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーダ | 作者ホームページ：
作成日時：2020年5月6日 2時
