よん ページ6
「榊Aと申します。どうぞよろしくお願い致します」
「……ブッ」
染谷くんがお茶を吹いたー!と誰かが叫んだ
私の転入より大事件のよう
近くに居た金髪の男の人が「何やってんだ!」と背中を叩いてあげていて
……私も行くべきなのでしょうか
1度悩んだがなんか来るなという雰囲気を感じとったのでそのまま先生の方を向いておく
「あー……柴崎。染谷体調悪いかもしれないから保健室連れてってやって。あと榊。お前は昼休みにでも隣の涼海に学校案内してもらってこい」
「承知しました」
「ほら、行くぞ勇次郎」
「……うん」
ギロリ、と勇次郎さんの鋭い視線を感じた気を感じ取った気がした
なにか悪いことでもあったのだろうか……
心配でならないわ
……こうなれば!
「……先生!私も頭がいとう御座いますわ!!」
「ん、そーか。元気な頭痛だな良かったじゃあないか」
ケラケラという笑い声がおこる
ど、どうして笑われるの……
「本当ですのよ!ここら辺が!キリキリと!」
「そうかそうか。うんうん。早く席に着け」
し、信じて貰えない……!
まあ、本当は勇次郎さんのお傍に行きたい口実なのだけれど
早く行け、しっしっ、とはらわれ席へと向かう
潔く諦め席に着くと隣の可愛らしい女の子が声をかけてきた
「うちは涼海ひより言うんよ。宜しくね榊さん!」
ぴょんぴょことはねた寝癖が可愛らしく
くりくりとした大きな目元がとても愛らしい
……眉毛は……少しばかり逞しいが
なにより声も可愛らしくとてもとにかく可愛い
「こちらこそ!宜しくお願いします!」
ーーーーーーーーーー
「あれが、図書室で……」
「へえ……ここが図書室……」
昼休みになり、私はひよりちゃんに学校を案内してもらった
過ごしていくうちに覚えると思うからいいですよ。と言うと必死に「止めとき!うちは入学式で迷ったんよ!Aちゃんももしも迷っちゃったら大変やもん!」と強引に連れてこられた
私は感激に浸った。なんて健気で良い子なのだろうと
「ひよりちゃん......私貴女が好きですよ」
「ぅえ!??!そ、そんな急に〜!!うちもまだ良くAちゃんの事知らんけど、好きやよ!」
もっと仲良くなろーねー。とお互いに首をかしげ合う
ふと保健室。と書かれたプレートを視界にうつした
そういえば朝から勇次郎さんが戻って来ていない。そんなに体調が優れないのだろうか
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메이 - めっちゃ面白い…続きが見れるまで毎日見ます (2022年12月8日 21時) (レス) @page24 id: 36c85dd659 (このIDを非表示/違反報告)
コナミ - 更新、死ぬほど楽しみにしてます! (2021年4月18日 4時) (レス) id: 80df884d08 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ(プロフ) - まかろんさん» うきゃぁ!嬉しいです!最近お話かけ持ちしすぎて更新が疎かになっていること…まじで申し訳なさすぎて禿げそうです(白目)うおおおお頑張ります!ありがとうございます!! (2020年5月3日 12時) (レス) id: babb449235 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - あ〜神だわ好きです(唐突な告白)更新頑張って下さい!応援してます! (2020年5月3日 4時) (レス) id: 349227220e (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ(プロフ) - サクラ?さん» サクラ?さんんんん!!!こんな駄作まで見てくださって本当に本当にありがとうございます!!!(´;ω;`)コメントもいっぱいくださって励みになっております!!嬉しすぎて笑みが止まりません!本当にありがとうございます!!!更新頑張ります! (2020年1月25日 11時) (レス) id: babb449235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソーダ | 作者ホームページ:
作成日時:2020年1月19日 19時