クンツァイト

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「お、おはようございます」



近くに来たから挨拶をしたのに携帯画面から目を離そうとしない

コーヒーを飲みながら携帯をいじってる登坂さん






「はよ」


小さい声で放たれた返答




多分


私は嫌われている、と思う




剛典くんと同じグループで2人も仲良いのに私には仲良くしてくれない


私の名前だって分かってくれてるのかも分かんない

名前で呼ばれたことないし、


ご飯も行ったことない






挨拶くらいはしてよ、なんて思うけど言うほどの勇気は無いし


それに私は剛典くんのマネージャーだから楯突くなんて有り得ない






関わり殆ど無いから良いや



「コーヒー買ってきて」



私は登坂さんのマネージャーじゃないし！って言いたいけど断れないから仕方なく


「微糖ですか？無糖ですか？」


「微糖」




それだけ聞いて早足で事務所内にあるコンビニへ。


私競歩の才能あるかも笑









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