14. いやいや ページ16
真冬「…」
A「…あっ。ご、ごめん!」
黙っている真冬くんに気付き、私は焦って謝る
な、なんてこと言ったの私!
兄弟みたいに仲がいい彼とのことなんて何にも知らないのに分かってるような言い方をしてしまったぁ!!!
私のバカァ!!
真冬「いえ、ちょっと嬉しかったです。今の」
真冬くんの顔を見ると微笑んでいる
キュン
あれ、今のなんだろ…聞いたこともないような音が聞こえたような…
真冬「あれ、Aさん?」
A「え?」
真冬「ぼーっとしてたので…どうかしましたか?」
A「う、ううん、大丈夫だよ!あ、すぐそこだから!ありがとう!また明日!!」
真冬「Aさん?」
ー
つ、つい走って来てしまった…
何だったのかな…どこか悪いのかな?
A「ただいまー」
母「おかえり。今日は仕事終わるのが早かったの〜♪…あれ、元気ないわね。何かあった?」
私の母
今回が初めての登場だね
私の母はシングルマザーで、私と母で二人三脚で生活してきた
ペットショップで働いている動物好き
もちろん私も動物好きだよ?
A「んーたいしたことじゃないけどね。ご飯のときにでも話すよー」
ー
私服に着替え下に降りると
A「わぁ…!」
いつも私が支度しておくような質素な料理達ではなく、とても美味しそうで食欲をそそる料理達が並んでいた
母「久々の平日なので張りきってみました!」
A「さすが我(わが)母ですな。じゃ、いただきまーす」
パクッと一口
やっぱりお袋の味というものは最高だな
母「で、何かあったの?」
心配する顔をする
A「だからたいしたことじゃないって。なんか今日帰ってくる途中ね、キュンって音が聞こえたような気がするの。熱もないよ?」
母「はは〜ん」
母が悪い顔をしている
A「お、お母さん?」
母「それは恋、ね」
A「…はい?」
何をいうかと構えていたら予想外すぎることを口にした
母「恋よ、恋!お母さんもあなたぐらいの時におばあちゃんに言ったことを思い出したわ」
恋…ですか…
そのようなことは全く身に覚えがないのですが…
あのとき居たのは真冬くんだけだったよな…
…
A「いやいやいや!!!もーお母さんったら変なこと言わないでよぉ!!?」
母「フフッ ほら、ご飯冷めちゃうわよ〜♪」
A「いや、お母さん?!」
お母さんのアホォ////!!!
真冬くんの顔が見れなくなっちゃうでしょ…//?
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時雨桜(プロフ) - 心愛さん» コメントありがとうございます!近々更新をかんがえていますので、楽しみにしていてください! (2019年1月31日 7時) (レス) id: 6bc8ca03fb (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます!happyエンドになってほしいです! (2019年1月23日 2時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
時雨桜(プロフ) - ほのかさん» ありがとうございます!もっともっとワクワクするような続きを書いていきますね!! (2018年1月13日 20時) (レス) id: 40bd01ba06 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - なかなかワクワクするお話ですね。続きが気になります!更新頑張ってください! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 9906b0de54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨桜 | 作成日時:2016年12月31日 14時