12. 大事な話 ページ14
ー放課後
佳也「Aちゃん、帰ろ」
A「うん!」
私たちが帰ろうとすると
真冬「すみません、Aさんを少しお借りしていいですか?」
その顔はいつもの普通の顔だ
佳也「う、うん。じゃ、また明日」
A「うん、明日」
私たちは普段使われておらず、誰も立ち入ること、通りすがりもほぼない教室に移動した
真冬「こんなところに連れてきてすみません。Aさんに話さなければと思って」
A「話って…?」
この空気が重い…
今度は何を話されるんだろ…
真冬くんは窓に寄りかかり、喋り始める
真冬「前にも僕は人間ではないって言いましたよね。でも正確に言えば僕は人と人の間に産まれた歴とした人です」
A「うん…」
真冬「僕の両親は霊力がとても強い人達でした。その間に生まれた僕ももちろん強い霊力をもって産まれました。でも僕の力は両親以上で、悪い奴らは僕の力を求めて襲ってくることも多々」
A「路地裏で真冬くんに救われたときの奴みたいに?」
真冬「はい。でも、中でもあれらは雑魚みたいなものです」
A「あれが雑魚…」
真冬「ある日、膨大な力を持った悪魔にも襲われたんです。その時に両親は僕を助けようとして…」
亡くなったのね…
真冬くんは今まで以上に辛そうな表情をしていた
真冬「僕は命は救われたけど、全治2、3ヶ月の大怪我。その時に魔力を当てられたみたいで、僕の中の力が狂ったみたいになりました。その結果が今。制御することは自力で出来るようになったはいいんですが、保健室であったように仲間にしたがる奴がよく来るんです」
A「それは…いい人達なの?」
真冬「いや、悪用しようとする者ばかりです。天界の人達も来るんですが、奴らの都合に合ったものばかり」
なんだかすごい展開になってきたな…
ずいぶん大変な思いをしてきたんだな
A「真冬くんを見たときはいつも1人…」
真冬「僕は1人で活動することにしてるんです」
A「活動って?」
真冬「イヤな奴に襲われる人は少なからずいます。その人達を助けるんです。もちろん、これからもAさんの事もです」
A「わたし?!」
真冬「はい。Aさんは今まで幽霊すら見たことないって言いましたよね。たぶん何かの拍子に色々と惹き付けるものがついたのかもしれません。感じられる限り、放っておくわけにはいかないので」
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時雨桜(プロフ) - 心愛さん» コメントありがとうございます!近々更新をかんがえていますので、楽しみにしていてください! (2019年1月31日 7時) (レス) id: 6bc8ca03fb (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます!happyエンドになってほしいです! (2019年1月23日 2時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
時雨桜(プロフ) - ほのかさん» ありがとうございます!もっともっとワクワクするような続きを書いていきますね!! (2018年1月13日 20時) (レス) id: 40bd01ba06 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - なかなかワクワクするお話ですね。続きが気になります!更新頑張ってください! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 9906b0de54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨桜 | 作成日時:2016年12月31日 14時