9. 安心…? ページ11
メテオラ「…そうだとしたら何だというのですか」
いきなり冷たい声になる
よく声色が変わる人だ…
A「ありがとう」
メテオラ「え…?」
A「いつもと雰囲気全く違うし、なんなのか全くわからなくて怖かった。でも真冬くんだって確信して少し安心した」
やっぱいつも助けてくれてたのは真冬くんなんだって知れてよかったような気がする
心から安心できる
メテオラ「あの…ちゃんとわかってますか?俺は人間じゃないってわかって…怖くないんですか?」
そう、真冬くんは人間じゃないんだ。でも…
A「だとしても、真冬くんは真冬くんで変わりないもん。だから何であろうと怖くないよ」
メテオラ「全く…調子狂うなぁ…」
顔が少し赤くなってる
風が吹きカーテンが私たちの境に舞う
風がおさまると、カーテンの向こうから現れたのは真冬くんの姿だった
やっぱ…真冬くんなんだな
本来の姿はどっちなんだろう
どうしても、色々なことが知りたくなってしまう
真冬「っと…そろそろ教室戻らないとヤバイかも、です」
A「そ、そうだね。戻ろうか」
ー
保健室は1階、教室は3階にあるためゆっくり歩いているからこのペースだと2分くらいかかるだろう
と、わざとそんなことを考えて平常心を装う
その間の沈黙を破ったのは真冬くんの方だった
真冬「その…さっきはあんなことに巻き込んですみません、でした」
A「いや、全然大丈夫…じゃあないか。やっぱまだ頭の中が混乱してる。短い間でいろいろあったからかな」
私は少し不器用な笑顔を作る
ほんとはこんなことしたくないんだけどな…
でもそうでなくちゃ真冬くんは自分を責めてしまいそうで怖かったから
真冬「正直に答えてください。僕があんな姿にもなるって知って、どう思いますか」
過去形じゃない…
今の心境を聞いているのだ
A「今まで変わったものなんて見たことなかったから…初めはすごく怖かったしわからなかった。でも、真冬くんはすごく優しいし私を助けてくれた。なにか力になれることは全力で力を貸せたらって思ったy」
私が言い終わるのを待たずに、真冬くんは私の肩を壁に押し付けた
A「いっ…!」
真冬「勘違いするな、自分の立場をちゃんと理解してるのか」
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時雨桜(プロフ) - 心愛さん» コメントありがとうございます!近々更新をかんがえていますので、楽しみにしていてください! (2019年1月31日 7時) (レス) id: 6bc8ca03fb (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます!happyエンドになってほしいです! (2019年1月23日 2時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
時雨桜(プロフ) - ほのかさん» ありがとうございます!もっともっとワクワクするような続きを書いていきますね!! (2018年1月13日 20時) (レス) id: 40bd01ba06 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - なかなかワクワクするお話ですね。続きが気になります!更新頑張ってください! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 9906b0de54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨桜 | 作成日時:2016年12月31日 14時