隻眼術師と両面宿儺弎 (ページ2)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:3,528 hit

二ページ2

バシュッバシュッバシュッバシュッ

辺りに呪霊の残骸が何十体も転がる

『はぁあ"っ、、はぁあ"っつ、、ぅ"っ、、ゲホッ』ﾊﾟﾀｯﾊﾟﾀﾀｯ

地面に吐血した血が落ち赤く滲む

気がつくとさっきの攻撃で負った脇腹の傷以外にも何処も彼処もズタボロだった

『、っ、、”術式、ここで使いたくなかったなまぁでもあらかた片付いたし、あとは＿” おい、早く出てこい特級』

ﾄﾞｼﾝｯﾄﾞｼﾝｯドシンッ

『うわっ、、随分とデカいし呪力も大きくなったものだなぁ、、”まぁアレ ─〈御神体〉─ を取り込んでるんだしそれ相応か” 』

呪ァァア"ア"ァア" ズザァァア

╲ ╲ バシュン！！╱╱

『！？、っ、くっ、、！！＿霹靂＿！！ｸﾞﾊｯ』バシュッ

目で追うことすら出来ない速さで呪霊に向かって斬撃が繰り出され大きな胴体が裂けるがすぐに再生し鋭くなった腕がこちらに向かってくる

『ぐっ、、＿闘絶＿っ！ ”動け動け動けっっ、！” 』

身体能力を限界まで上げ止まることなく伸びてくる腕を切り落とし間合いを詰める

時間が経つにつれてダメージを与えるごとに呪霊の動きは複雑なものになりかなり苦しくなってきた

そして、焦燥感と呪霊の中から感じる自分のモノである何かによって正常な判断が出来なくなっていく

『早く、、はや、くっ、！取り戻さないとっ！！！』

ﾆﾀｯ

呪オァァア"ア" ｶﾞｼｯビュンッ

ドスッツ

『え、、？ｺﾞﾌｯ』ﾎﾞﾀｯﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

避けて切り落とした腕が瞬時にくっつきソレが腹を貫通する

歪に笑い気持ちの悪い声を出しながら大きく口を開けて近づいてくる

『、っ、、くっ、そ、！ ”腹にある腕が動かないように固定されて動けない、、また、死ぬの、か？” 』

虎「A！！！」

『！！ゆう、じ、、』

ダメだ、死ねない死にたくないっ

虎「A！！」

『来るなっ、それ以上近づくなよ』

虎「は、、？」

こちらに来ようとする悠仁を止め笑顔を向ける

『約束、守ってくれてありがとう助かった』

虎「助かったってお前、！！」

宿「小僧、それ以上動くな巻き込まれるぞ」

虎「は？」

『ﾋｭｩｯﾋｭｩｯ、っ、、”もう条件は揃ってる、あとはやるだけ”

＿＿＿＿領域展開怪力乱神＿＿＿＿』