玖 ページ10
「A様は今、都の術師が噂し探している隻眼術師殿ですよね」
『!はい、やはり探されていますか、、、』
「はい、呪詛師の間にまで話が来るほど」
『あっという間に有名人ですね、、これじゃあ呪霊を狩るのはもう控えた方がいいですね』
「そうですね、きっと宿儺様にも止められるかと」
『はぁ、本当に困ったものですよ』
「大丈夫ですよ、まずこちらには来ないかと
来たとしても宿儺様がいますから」
『それもそうですね、髪はこれぐらいで十分ですよありがとうございます!』
「いえ、では私はこれにて失礼致します
A様は宿儺様が待っておられるので宿儺様のお部屋へ」
『はい”流石にもう一人で寝たいなぁ”』
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『宿儺、入るよ』
襖に手をかけようとした瞬間スパンっと開き伸ばした手を掴まれ中に連れ込まれる
『わっ』
「遅い」
『、、、ごめん、この季節髪がなかなか乾かなくて』
「、、さっさと寝るぞ」
『あっ、ちょっと待て!今日も一緒に寝るのか?』
「当たり前だろ、何をそんなに驚いている?」
『いや、流石にはずかしぃ、、とゆうか、、、』
「何を今更 接吻までしておいて恥ずかしいだ」
『!!どちらも合意ではないっ!』
「ケヒッあんな顔しておいてもか?」
『っっ、!』
軽々と担がれ御帳の中に降ろされる
「そんなに身構えなくてもお前が良いと言うまでこれ以上の事はまだせん 分かったらさっさと眠れ」
今朝のように宿儺に背を向けて横になる
するとお腹に腕を回されうなじの辺りに顔を埋められくっつかれる
『”本人がそう言ってるんだ、もう寝てしまおう、、、”』
静かに目を閉じ一度深呼吸をすると疲れが溜まっていたのかすぐに眠気に襲われそのまま意識を手放した
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宿儺side
着物に包まり寒いのか身を小さくして眠るAの身体から聞こえる心音を聴いてただただ日が登り此奴が早く起きないかと考えていた時だった
小さく乾いたような呻き声をあげた
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ミズキ(プロフ) - ありがとうございます!!!これからも色んな宿儺様を書いていくので楽しみにしててください!! (2022年1月22日 11時) (レス) id: c9616b4eb1 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - 読ませていただきました!宿儺様が尊いですーーー (2022年1月22日 10時) (レス) @page17 id: cece85a69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミズキ | 作成日時:2022年1月8日 23時