ヤンキー系大学生【A3!】 (ページ3)

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「ただいまー」

「...っと、やべえ!!」

至さんが帰ってきた!?なんでこんな早く!!
やっべえさっさと隠れねえと!!

「監督さん、Aいる？」

「ああ、Aなら今、リビングに...って、あれ？」

「もしかして隠れたか...チッ」

いや今舌打ちしたよな怖い。
あの人、俺を見つけては引きずって自分の部屋に連れてくから怖い。何されるかすらわかんねーもん。

「A～、怖くないから出ておいでよ。お兄さんが帰ってきたよー。って、お兄さんって歳でもないか(笑)」

いや(笑)じゃねえよ。
こっちは笑えねーっての!!!隠れるので必死なんだよこの野郎!!

(やべえやべえ見つかる見つかる見つかる)

もうほんと怖い助けてお願い。ちゃんと明日から大学行くから。左京さんでも密さんでも誉さんでもこの際東さんでもいい。だれでもいいから至さんから俺を助けて。

「あ、みーっけ」

「うわっ...!?」

やっべ、見つかった!!

これはもう...

逃げるしかねえ!!!

「おかえり至さん!!つーことでさよなら!!」

ドン！と逃げる一歩を踏み出した時。

「させないよ」

「っ...!!」

後ろからがっちり羽交い締めされた。

「な、な、な...！」

そのまま至さんは俺の耳元で艷っぽく囁く。

「ねえ...俺、仕事で疲れてんの。癒してくんない？」

「やめろって、至さん!!」

「ああ今日もいい匂いする...超かわいいA。食べたい今すぐに」

「やめろっつってんじゃねーか！」

いくらにげようとしても離してくれねえ。このままじゃ俺、部屋に連れこまれてあーだこーだされるやつじゃねーか…！

「...じゃあさ、俺の部屋でゲームしよ？それならいいでしょ」

「...はっ？ゲーム？」

「うん、ゲーム」

「それなら、別にいーけど......」

「よっし決まり。じゃあ早速俺の部屋でいいこと、しよっか♪」

「言い方がいかがわしいんだけど」

もうほんと、この寮に来たことに後悔しかない。