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「僕たち、英智くんに挨拶しに行かないと。
Aちゃん、少し一人にしてしまうけどいいかな？」
「あっ、大丈夫ですよ。」
内心は不安でしょうがないけれど。
そんなことも言えず、私は夢ノ咲学院の廊下で日和さんに笑顔を向けた。日和さんは私のぎこちない笑顔を見て最初こそ心配していたものの、仕方がないと引き下がった。
「じゃあ、迷子にならないように気をつけてください、
……っつっても、元夢ノ咲学院なAさんは、迷うこともないでしょうけど。なんかあったら俺の携帯に連絡くださいね」
「うん、ありがとう、ジュンくん」
絶対だからね！
絶対っすよ。
そう言って、日和さんとジュンくんと別れた。
私は意を決して歩き出す。
誰とも会いませんようにと祈りながら。
「……A？」
そんな私の願いも虚しく、
うつむいて歩みを進めていた私の前にひとつの黒い影がさした。
「あっ……ごめんなさい」
数ヶ月の間を経て、私は夢ノ咲学院の人の声を忘れてしまったんだと思う。名前を呼ばれたが誰の声か分からない私は、咄嗟にうつむいていた顔をあげる。
「り、凛月……くん、」
「なんでここにいるの？なんで夢ノ咲学院にいるの？
どうやって来たの、誰かになにかされてない？エッちゃんが言ってたのはこういうこと……随分見ない間に痩せた？」
驚きのあまり、私は凛月くんと下の名前を呼んでしまった。
だけど、前から名字呼びを嫌っていた凛月くんには、ちょうどよかったのかもしれない……
「久しぶりです……」
「うん久しぶり。ずっと待ってた。やっと戻ってきてくれる気になったの」
「……えっと、」
もう戻ることはないです……と言う。
私のその言葉を聞いて、凛月くんの瞳がすっと暗くなっていくのがわかった。
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ありさ(プロフ) - おかえりなさい!! (1月31日 22時) (
レス) @page27 id: 00612c0ec4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - コメント失礼します。私も同じような経験したことがあります。そのせいか、私は親のことがどうも好きになれず…、笑たぴさんとても優しい方ですね。正直私は自分の気持ちに嘘をつき、事を終わらせました。だからどうか貴方は自分の生きたいように生きてください。 (2022年7月29日 21時) (レス) @page26 id: 973e1807e6 (このIDを非表示/違反報告)
べベンべエエェェ - 世界に繋がっていますから、モラルは保証されません。そういう人に話してみてはどうでしょうか。お母様が死にたい。といったなら死にたいのは今だけかもしれない。まだ未来があるんだから辛いときは一緒にいるから約束するよ。となどでも声をかけてみてはどうでしょうか (2022年6月5日 23時) (レス) @page25 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
べベンべエエェェ - 信じられてこの人なら話してもいいかもしれない。この人だけは絶対に信じられるという人を探してみてはどうでしょうか。クラスメイトや、ツイッター、相談部屋、Tiktokなどでもいいと思います。でも顔を知らない。一度も会ったことがないとなると (2022年6月5日 23時) (レス) @page25 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
べベンべエエェェ - 今まで一緒だったのに急になくなるのは悔しいとか、辛いとかよりもどうしてこうなったんだろうですよね。自分が生まれてこなければとか、自分ばかり責めたりしちゃいますけど、作者さんは悪くないと思うし、それでも自分が悪いと思うなら誰か一人だけでも、 (2022年6月5日 23時) (レス) @page25 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぴ | 作成日時：2018年10月18日 20時
