【ONE PIECE】カイドウ？いいえ。“カイ”と“ドウ”です (ページ21)

今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:24,057 hit

〃ページ21

「「二十年後の月夜に恨み晴らすべく、九人の侍達が化けて出て貴様を殺し......！倭国を開国する」と！！！」

「ひーーー！！」

手をブラーんを垂らし、幽霊のポーズを取ると、狂死郎は男に近づく。

「──その二十年後が今年よ！！」

『あァ......だからあの馬鹿は怖がってんのか。光月家の亡霊達が己を殺しにくるのでは、と。......アヒャヒャヒャッ！！』

狂死郎の話を聞いたカイは、これでもかと爆笑を始める。

「手合わせしてみたいものだ！！死者に何ができる！？光月家の侍達は二十前！！城内へ追い込み、全員焼き殺したであろうが！！！ハハハハ......」

『アヒャヒャヒャッ！！！狂死郎の言う通りだ！死んだ奴は何もできねェ』

「............」

カイの言葉に、狂死郎の顔は固くなる。

『だけどさー......──アイツらは違ェだろ』

「......！！」

今まで笑っていたカイの顔が、一瞬にして真顔になると同時に、声があのドスの効いたものへと豹変する。

『あの雌○と(自主規制)野郎は死んだが、その家臣とガキ共の生死は分かってねェんだよ。生きてたらマジで(自主規制)した後に(自主規制)して結果(自主規制)だわwww』

「............」

声が戻り、その渋く低い声から出たのは放送規制真っ只中の言葉だった。

男はともかく、狂死郎でさえあまりのカイの変わりように言葉を失う。

『......まあ、生きてたらの話だがなァwww』

“もう死んだ”と言わんばかりの笑い声をその場に響かせながら、カイはその場で腹を抱えながら倒れる。