自称“ただの一般人”２【ONE PIECE】 (ページ6)

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第9章・7 ページ6

「野郎共ォ！！！エースを救い出し！！！海軍を滅ぼせェエェェ！！！」

『いやっ······怖っ！！？』

いや本当に怖いよ！！？
だって普通に海賊が革命軍みたいに政府を倒そうとしてるんだよ！？

いやーないわー。
私だったらそんな危険なことしないよっ！

──それから数時間後の出来事だった。
白ひげ海賊艦隊VS海軍本部、王下七武海連合軍の決着がついたのは。

“白ひげ”エドワード・ニューゲート。
“火拳”ポートガス・D・エース。
頂上決戦にて、死亡。

そして、その衝撃的な出来事が起こったのにも関わらず、それを超えるような出来事が私の目の前で起きた。

黒ひげ······いや、ティーくんがエドくんの“グラグラの実”の能力を奪ったのだ。

······あのーすみません。
こんな、すっごいシリアスな場面なのに、ひとつだけ言わせてください。

『めっちゃ笑えるんですけどォォオオオ！！！！？？アハハハハハハハハッツれ！！！！！！』

さっきとは比べ物にならないほどの笑い声をあげながら、その場に崩れ落ちる。
そして、あろうことか足を踏み外し、下へ真っ逆さま。

え、待って？
死ぬ？私死んじゃう？？

だってこの高さだよ？
死なないほうがおかしくない？

あー死んだっ！！！

『アハハハハハハハハッツ──ウギャッ！！？』

ドベェッと変な音を立てて、背中から地面へ落ちる。
絶対に骨折れたでしょ！？
めっちゃ痛いもん！！

そう叫びながらも、なぜか笑いが収まらず私は腹を抱えて狂ったように笑う。