自称“ただの一般人”２【ONE PIECE】 (ページ41)

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番外章・2 ページ41

──ガラッ······ガッシャン！！？

──ゴタゴタッ！！

──グラァッア！？

部屋に置いてある家具などが倒れる。

『片付け······(汗)』

あとのことを考えると、胃がキリキリと痛くなってくる。

三面鏡にいたっては鏡が割れて、ガラスが地面に散らかっている。

本棚は本が。机はペンや紙が。
それぞれ床に散らばっている。

頭を悩ます私に対して家具を壊した張本人であるカイくんは、そんなものなどに見向きもしないで私の匂いを嗅いでくる。

犬か！？

そう思いながら口に出そうとしたけど、そんなことを言ってしまったら、絶対怒られるだけじゃ済まない。

機嫌が悪くなってお酒を無理矢理飲まされるかもしれないし、それ以上のことが起きるかもしれない。

考えただけでも冷や汗が流れてくる。

「なあA。そろそろ名前で呼んでくれ！お前一度も呼んだことねェよな」

『あー······気のせいじゃない？』

「気のせいじゃねえ！！」

そういうことは覚えてるんだよね。この人。

さっきからずっと不満そうな顔をしてたかと思えば、叫ぶと同時に口から火みたいなもの、というか火が漏れてくる。

あっつ！？

ちょ、タンマ！
この部屋燃えるから！！

──次から次へと問題がカイくんという名の問題児に作られていく状況の中、部屋の扉が大きく叩かれた。