自称“ただの一般人”２【ONE PIECE】 (ページ33)

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第13章・9 ページ33

『──じゃっ！ちょっと遊んでくるね！』

「ええ······気をつけて。いってらっしゃい」

モネちゃんから借りた黒色のコートを身にまといながら、出入口に立っているモネちゃんへ、行ってきますの手を振る。

いやーやっぱりここ雪が積もってるじゃん？
なら、やることはただひとつでしょ！

そう──“雪だるま作り”！！！

あと、雪に大ジャンプとー！
一人雪合戦ー！
あとはねー······まあ、いろいろ雪遊びをやるんだよ！

『──それにしても······コート着ててもめっちゃ寒いなー！？』

ザックザックと研究所内にあったシャベルで雪を集める。

風が吹いたらめっちゃ寒いんだよねー！

雪国ってあまり行かないし、私って温度の変化には人一倍敏感だから、温度が高すぎたたり低すぎたりするのが弱点なんだよねー······。

『コッロコロ～コッロコロ～♪』

シャベルで集めた雪で、めっちゃでっかい雪玉をコロコロと転がしながら、もっと大きくする。

ひとつは出来上がってるから、今は二つ目を作成中！

ひとつの雪玉の大きさはだいたい2メートルぐらいだから、それを三つ作るとなると6メートルという大きな雪だるまが完成する。

『──よいしょっとー······！！！』

30分かけて雪玉(2メートル)を三つ作り積み上げる。

めっちゃ疲れた！

あとは、最後に大きなバケツと、目と口と両腕の代わりになるものを探して、それをつけるだけだ。

『んーバケツとかどうしよ······』

小さなバケツはあるけど、1メートル以上のバケツってそうそうないんだよね。

んーと頭を悩ませながら、私はバケツを探しに研究所の中へ入る。

この時、近くでシーザーくんのペット(毒ガス)が発生しているとは、まったく気づかないことだった。