お眼鏡 ページ24
チュウに連行されたAとウソップは、アーロンパークへと辿り着いた。
しかし……何やら様子がおかしい。屈強な魚人達が血を流し、そこら中に倒れているではないか。その光景を冷や汗垂らしながら「同胞!!!」と叫ぶアーロンからは、Aに向けられたものとは比べものにならないほどの怒りが感じられた。
『(刀傷……ロロノアの仕業か)』
チュウに首を絞められているウソップとは対照的に縄で両手を縛られただけのAは、倒れている魚人の傷を覗き込む。
この量の魚人を倒せる剣士など、この島の中ではゾロしかいない。
アーロン達はナミがゾロをここへ侵入させたと考えたが、それは本人の登場とともに怒声によって否定された。
八年前に入れた刺青に誓った、と言うナミにアーロンは謝罪の言葉を贈ると、チュウから受け取ったウソップの首元へナイフを向けた。
「そうさ、消さなきゃならねェのは、ロロノア・ゾロと……その一味!!!」
「Aッッ!!!! 助けてくれェェエエ!!!!!」
『アーメン』
「祈るな!?」
ナミの顔色が変わる。
焦りを感じるその表情は、まだ仲間に未練があるからだろうか。
「Aと言ったか、お前も随分と同胞達を酷い目に会わせてくれたそうじゃねェか」
『お礼ならいらねェよ。そんなもん貰ったところで何の価値もねェ。くれるなら金をくれ、二千万ベリーな』
「シャハハハハハハハハ！ 面白いやつだ、気に入った」
アーロンはウソップを離すと、次のターゲットとしてAに目を付けた。ナイフ片手に迫り来るアーロンの姿は、泣く子も失禁するほどの恐ろしさがある。
「お前を殺すのは最後にしてやる。一味全員が死にゆく様を眺めながら、遺言でも考えとくといい」
『笑えない冗談だな。おれはまだ死ぬ予定はないぜ』
「お前と違って」と返したAは、完全にアーロンを敵視していた。
そこへ現れたのはタコの魚人のはっちゃんだ。ゾロをココヤシ村へ送っていったという彼の話を聞いたアーロンは、自分を探しているということに気がついた。
ドカンッ！！
「うわっ!!!」
その時、ナミに殴られたウソップが地面へ滑り込んだ。
魚人達の疑いの目が耐えきれなかったのか、ナミは連結させた三節紺片手にウソップに戦いを挑んだのだ。
煙星で自分の姿を消したウソップであったが、それを読んでいたナミに殴られ、そして……
ドスッ！！！
刺した。
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滝登りのヒロ子(プロフ) - 猫か犬だと猫派さん» 更新を楽しみにしてくださり、ありがとうございます!!乱暴な性格のおじさんっていいですよね(●︎´▽︎`●︎)。ありがとうございます!! (2022年9月23日 8時) (
レス) id: 84d0737003 (このIDを非表示/違反報告)
滝登りのヒロ子(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます！無理せずに楽しく頑張らせていただきます!! (2022年9月23日 8時) (レス) id: 84d0737003 (このIDを非表示/違反報告)
猫か犬だと猫派 - 続編楽しみにしてました〜。毎日更新されてとても尊敬しています！夢主さんの性格も大好きで、とても更新されるのを楽しみにしています！ (2022年9月19日 15時) (レス) id: b2d9f0611e (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 続編おめでとうございます！男主にビビッときてしまいました！無理せず頑張ってください！！ (2022年9月19日 15時) (レス) id: 7ea8debc19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロ子 | 作成日時：2022年9月13日 19時
