No.1『お菓子パーティー(？)』(番外編) ページ32
？？年前────。
四皇“ビッグ・マム”が治める国・
『マムちゃんマムちゃァ〜ん！殺してくれるってホ・ン・ト〜♡』
カイドウが自 殺目的で、来ていた時のことである。
「マンママンマ！あァ本当だとも」
機嫌がいいのか、ビッグ・マムは笑い声を上げながらケーキを口に入れる。
『それで、何で殺してくれんの？』
面の下で、トロットロにとろけそうなほどの笑みを浮かべるカイドウの目は、ハートになっていた。
『プロメテウスくんの焼 死？あ、それともゼウスくんの感電 死？？いやっもしかしたら、ナポレオンくんの斬死&♡』
やっと死ねると思ったカイドウは、キャー♡っと乙女(？)の歓喜声をあげる。
だが。
その予想とは180度違う死に方を、ビッグ・マムに提供されることとなった。
『は？？？？？？？』
テーブルの上に置かれた“物”に、カイドウは目をまん丸くする。
『お菓子？』
色とりどりのマカロンに様々な模様のクッキー、他にも盛りだくさんのスイーツを積んだお菓子の山。
数えきれないほどのお菓子を目の当たりにしたカイドウは、嬉しさよりも困惑のほうが大きかった。
「甘〜いお菓子を食べすぎて死ぬ！どうだい？試したことないだろォ」
『あァ、うん······ないね！！！』
新しいおもちゃを見つけた子供のように、キラキラと興味津々な目を、カイドウはお菓子の山に向ける。
それからの展開は目に見えていたものだった。
バクバクと、まるで競争するかのように食べ始めたカイドウとビッグ・マムの二人は、1時間も経たないうちに全てのお菓子を完食した。
『あー美味しかった♪』
ペロッと口周りについたクリームを舌で舐めとると、食べる為にズラしていた面をつけ直す。
『ん〜美味かった！······けど···············死ねてなくね？』
＼ドクンッ······！／
カイドウは、ドスの効いた声を響かせ呟く。
見えない衝撃が、部屋中を貫き、ビッグ・マムの肌がピリピリと痛みだす。
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ツッキー - 続き楽しみにしてます！番外編で大看板と飛六方の出会いのお話を見てみたいです。 (2020年3月22日 23時) (
レス) id: 1453811a49 (このIDを非表示/違反報告)
ツッキー - このお話の続きはないんですか？ (2020年3月14日 2時) (レス) id: 1453811a49 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ子(プロフ) - ツッキー様！ありがとうございます！ (2019年11月11日 20時) (レス) id: b72c18321b (このIDを非表示/違反報告)
ツッキー - とても面白いです。本編の続き楽しみにしてます。 (2019年11月11日 19時) (レス) id: 1453811a49 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ子(プロフ) - ツッキー様！リクエストありがとうございます！さっそく、書いてみますね！！ (2019年11月10日 18時) (レス) id: b72c18321b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロ子 | 作成日時：2019年9月23日 17時
