No.46 招く ページ6
「A先生、そろそろお時間が……」
『はァい〜！ じゃあね、相澤先生』
「ああ……意外と楽しかったよ。あっという間の時間だった」
寂しいと言わんばかりに、相澤は呟いた。
そんな彼の感情を察してか、うりっ、と相澤の頬に指を押し当てたAは一言。
『また来てね』
「ああ、また仕事のついでに来るよ。次はマイク……同僚と一緒にな。あんたのファンなんだ」
相澤は、本を片手に会場をあとにする。
サイン会のために有給を使ったことをマイクが知れば、どんな顔で自分を見るのだろう……嫉妬？ 羨望？ 冷やかし？
寝ても醒めても思い出される彼の顔を頭に、相澤は残った時間をどう合理的に使うかを考えた。
＊
サイン会から数日。
闇の大物ブローカーと名高い義爛に連れられて、とある場所へと赴いていた。
「久しぶりだなァ、オール･フォー･ワンさん。最近、顔見せねェからついに引退かと落胆してたとこだぜ」
『引退？ まっさか！ 副業は忙しくてねェ……このあいだはサイン会で大忙しだったよ』
「そうかい、そりゃ楽しそうだ。俺も暇だったら行きたかったぜ。こう見えてもあんたのファンだからな」
そう言って懐から取り出されたのは、噂の新作。ファンを自称するだけのことはあり、遠回しにサインを強請る義爛に抜け目はないようだ。
『──それで？ 用意はしてくれたかい？』
「ああ、例のご所望くんは言われた通り……大丈夫か？ 随分と荒れくれてるぜ」
『そりゃ結構。元気いっぱいでいいネ』
取り壊し直前の廃ビルにて、Aと義爛は冷えきった一室へと足を進めた。
扉を通った瞬間、冷たく濁った空気が生ぬるい空気へと変わる。めらめらと燃えるように、目の前の男の眼球がAを睨んだ。
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葵(プロフ) - ヒロ子さん、お願いします続きを書いて下さいお願いします (4月13日 15時) (
レス) id: 49d8a27476 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ヒロ子さん、調子でも悪いんですか？私は先週のそのまた先週の金から日曜まで熱を出しまして凄くだるいしきついしで苦労しました。後ヒロ子さん、狼煙の続きが気になって仕方ないのですが無理はしないで下さい(私が言えた者ではありませんが…)ではよろしくお願いします (6月17日 16時) (レス) id: 49d8a27476 (このIDを非表示/違反報告)
おはよ - めっちゃ面白くて前から見てます！！ 続き楽しみにしてます！ できる範囲で頑張ってくれたら嬉しいです (2023年3月22日 0時) (レス) @page30 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
No. 8 - 頑張ってください〜体調に気をつけて出きる範囲で投稿してくれたら嬉しいです❗ (2023年1月31日 18時) (レス) id: 5919bfebbf (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ子(プロフ) - No.8さん» さ、さあなんのことですかネ〜:( ;˙꒳˙;):ありがとうございます😭🙏🙏なるべくたくさん更新できるように心掛けます🙏 (2023年1月29日 22時) (レス) id: 84d0737003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロ子 | 作成日時：2022年12月24日 19時
