No.41 悪変 ページ1
「こんなイカレた奴がパーティーメンバーなんて嫌だね。俺は……先生、アンタが良い」
『それこそヤダね。私は黒幕として世界を支配したいんだ。ラスボスがいきなり勇者と戦うかい？ そんなクソゲーシナリオは響かないなァ』
子犬のような目を向ける死柄木を黙らすには、厨二心をくすぐる言葉を並べるだけで十分だ。
加えて、黒霧の後押しがあればお釣りもくることだろう。
「死柄木弔、彼が加われば大きな戦力になる。交渉は成立した！」
『黒霧の言う通りだ。イヤイヤ期もいい加減にするんだね、弔。勿論、ステインも煽る行動を控えてもらおう。仲間同士の殺し合いはご法度だぜ？ 両者とも平和的に、仲良くいこう』
「先生、だけど……」
『弔』
Aのドスの効いた声に、死柄木は萎縮した。
そこにステインが歩み寄り「母親のようだな」と呟けば、「ガキはいいぜ？ 母性を見せれば、猿でも扱い易くなる」と人を食ったように笑うA。
惚れた女があまりにも悪い顔をするものだから、ステインは自分の感性を疑った。
＊
『“ヒーロー殺し”ステイン──オールマイトに感化されてヒーロー目指した子供の1人だが、誰もが夢を叶えられるとは限らない……彼が良い失敗例だ。楽しめそうだよ、ドクター』
「そうじゃな。おかげで脳無の大量テストもできる。前回は回収できず終わったからのう……先生の計画通り、実行できて助かるわい」
『そうだともそうだとも！ いやーほんと……いやァ！ いいアイデアだろう!? どうだい？ 天才的に効率が良いだろ？』
足と背中を反転させた体勢でソファーに体重を預けたAは、パソコンと睨めっこするドクターに、ん？ と同調を促した。
「流石は先生！ 天才じゃ！」と期待に答えてあげれば、Aは満足そうに足を揺らした。
ステインが死柄木達とともに保須市に帰ったのと同時刻、Aはドクターの元を訪れていた。
目的は勿論、この高鳴る鼓動と興奮を伝えるためである。
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葵(プロフ) - ヒロ子さん、お願いします続きを書いて下さいお願いします (4月13日 15時) (
レス) id: 49d8a27476 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ヒロ子さん、調子でも悪いんですか？私は先週のそのまた先週の金から日曜まで熱を出しまして凄くだるいしきついしで苦労しました。後ヒロ子さん、狼煙の続きが気になって仕方ないのですが無理はしないで下さい(私が言えた者ではありませんが…)ではよろしくお願いします (6月17日 16時) (レス) id: 49d8a27476 (このIDを非表示/違反報告)
おはよ - めっちゃ面白くて前から見てます！！ 続き楽しみにしてます！ できる範囲で頑張ってくれたら嬉しいです (2023年3月22日 0時) (レス) @page30 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
No. 8 - 頑張ってください〜体調に気をつけて出きる範囲で投稿してくれたら嬉しいです❗ (2023年1月31日 18時) (レス) id: 5919bfebbf (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ子(プロフ) - No.8さん» さ、さあなんのことですかネ〜:( ;˙꒳˙;):ありがとうございます😭🙏🙏なるべくたくさん更新できるように心掛けます🙏 (2023年1月29日 22時) (レス) id: 84d0737003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロ子 | 作成日時：2022年12月24日 19時
